“党の顔”となれば、選挙戦中は自分の選挙区にはほとんど入らずに全国を遊説して回るのが当たり前となる。それだけに、自身の選挙区で盤石の戦いが進められることは必須条件だ。
「自民党のほうに目を向けると、今回、岸田文雄・首相は広島1区で2位に約11万8000票差をつける圧勝。山口4区の安倍晋三・元首相も約6万票差をつけて盤石だった。コロナ対応のまずさで支持率を低下させて総理の座を追われ、今回の選挙では苦戦が予想された菅義偉・前首相も、ふたを開けてみれば神奈川2区で次点に5万票以上の差をつけて勝ってみせた。このあたりで、立憲民主党との地力の違いのようなものが見えてしまう」(同前)
来年は参院選が控えるが、立憲民主党の新代表は“選挙の顔”に足るリーダーになるのか。代表選に向けた動きに引き続き注目が集まる。