3種のびんびん体操
健康指導士の資格を持つ男優の田淵正浩氏(54)もワイドスクワット効果に太鼓判を押す。
「20年ほど前から習慣にしています。本番直前にワイドスクワットを行なうと股間周辺の血流が改善されて勃起までのスピードが速まり、『硬さ』がアップします。まさに”絶倫スクワット”ですよ。大切なのは継続なので、作業の合間や休憩時間など、どんな時でも思い出したらコツコツ繰り返してほしい。”継続は硬さなり”です」
2つめのエクササイズは「ハイキック腹筋」。
仰向けになった状態で、片足ずつ斜め45度に蹴り上げる。赤ん坊がじたばたするような格好だ。
「骨盤底筋群を鍛えるとともに下腹部の筋肉も鍛えられ、じたばたすることで日常のストレスも解消できます。また高齢者は姿勢を変えることが少ないので、足を根元から動かすことで血流を促進できる」(窪田医師)
3つめは「和式肛門締め体操」だ。
「かかとを付けてしゃがみ込み、お尻を下げます。いわゆる”ウンコ座り”です。この状態になると自然に肛門が開くので、意識して肛門をキューッと締め付けます。このエクササイズは骨盤底筋群を鍛えるとともに、ペニスを吊り上げる釣り竿のような役割がある『球海綿体筋』も強化できる。陰茎を直接鍛えることはできませんが、周辺の筋力をアップすることで結果的に勃起力を向上させられる」(同前)
足腰に自信がある人は、和式スタイルからそのまま立ち上がって、通常のスクワットに移行する動作を繰り返してほしい。この「複合型エクササイズ」によって、骨盤底筋群と球海綿体筋を同時に強化できる。
※週刊ポスト2021年12月3日号