芸能

「出る意味ないから出ない」紅白出場を拒否したアーティストの強烈な本音

時事通信フォト

紅白出場を拒否するアーティストも(写真/時事通信フォト)

 家族でテレビを囲んで見た年もあれば、赤子を抱きながら見た年も、受験勉強の邪魔にならぬよう、ひっそりと耳だけで聴いた年もあっただろう。放送開始から71年。紅白歌合戦はいつの時代も、年末の風物詩であり続けた。しかし近年、見る側にも出る側にも変化があるようで──。

 11月19日、今年で72回目を迎えるNHK紅白歌合戦の出場歌手が決定。ファンや音楽関係者は「ついに念願が叶った」「あの人はダメだったか……」などと悲喜こもごもの様子だった。

 今年はNHK連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』でヒロインの1人を演じる上白石萌音(23才)やSnow Man、KAT-TUN、布袋寅泰(59才)ら計10組が初出場。KAT-TUNの亀梨和也(35才)は「15周年の集大成、紅白のステージでぼくたちの思い、そして皆様への感謝の思いを精一杯届けたいと思います!」と、初めての選出に喜びのコメントを発表した。

 一方で、こんな決断も。人気ロックバンド・Official髭男dismは出場を辞退したというのだ。今年は2020年に発売した「Pretender」に続き、2021年の「I LOVE…」もストリーミング再生で、累計3億回再生を突破。“紅白拒否”は人気絶頂で下した決断だった。

「今回、断ったのはOfficial髭男dismだけではないとか。今年、CMの曲が話題となり連続ドラマの主題歌も歌ったAさんや、子供からお年寄りまで知っているヒット曲を持つBさんも辞退したと噂されています」(大手レコード会社関係者)

 かつて紅白出場といえば、歌手にとっては、勲章のようなものだった。出場すれば、“紅白出場歌手”として、しばらくはお茶の間の人気者になり、披露した曲のCDは、店頭から消えてなくなった。連続出場回数は人気のバロメーターにもなっていた。

 だが、いまや紅白の存在感は、見る方も出る方にとっても「変わった」と言わざるを得ない。

 今年の紅白は、人数制限こそあるものの、2年ぶりに有観客で開催される。司会は大泉洋(48才)、川口春奈(26才)、NHKアナウンサーの和久田麻由子(33才)の3人。さらに、大物ゲスト審査員の出演もささやかれている。

「今年はオリンピックイヤーだったこともあり、東京五輪で活躍したメダリストやスポーツ選手に出演交渉がされているとか。NHKのプロデューサーは会見で、大谷翔平選手(27才)について、『(出演してくれたら)いちファンとして最高ですよね』と顔をほころばせていました。彼が登場する可能性もあるでしょう」(芸能関係者)

 こうしたゲストや特別企画などの工夫をこらしながらも、近年、視聴率では苦戦続きだ。

関連記事

トピックス

交際が報じられた赤西仁と広瀬アリス
《赤西仁と広瀬アリスの海外デートを目撃》黒木メイサと5年間暮らした「ハワイ」で過ごす2人の“本気度”
NEWSポストセブン
世界選手権東京大会を観戦される佳子さまと悠仁さま(2025年9月16日、写真/時事通信フォト)
《世界陸上観戦でもご着用》佳子さま、お気に入りの水玉ワンピースの着回し術 青ジャケットとの合わせも定番
NEWSポストセブン
秋場所
「こんなことは初めてです…」秋場所の西花道に「溜席の着物美人」が登場! 薄手の着物になった理由は厳しい暑さと本人が明かす「汗が止まりませんでした」
NEWSポストセブン
身長145cmと小柄ながら圧倒的な存在感を放つ岸みゆ
【身長145cmのグラビアスター】#ババババンビ・岸みゆ「白黒プレゼントページでデビュー」から「ファースト写真集重版」までの成功物語
NEWSポストセブン
『徹子の部屋』に月そ出演した藤井風(右・Xより)
《急接近》黒柳徹子が歌手・藤井風を招待した“行きつけ高級イタリアン”「40年交際したフランス人ピアニストとの共通点」
NEWSポストセブン
和紙で作られたイヤリングをお召しに(2025年9月14日、撮影/JMPA)
《スカートは9万9000円》佳子さま、セットアップをバラした見事な“着回しコーデ” 2日連続で2000円台の地元産イヤリングもお召しに 
NEWSポストセブン
高校時代の青木被告(集合写真)
《長野立てこもり4人殺害事件初公判》「部屋に盗聴器が仕掛けられ、いつでも悪口が聞こえてくる……」被告が語っていた事件前の“妄想”と父親の“悔恨”
NEWSポストセブン
世界的アスリートを狙った強盗事件が相次いでいる(時事通信フォト)
《イチロー氏も自宅侵入被害、弓子夫人が危機一髪》妻の真美子さんを強盗から守りたい…「自宅で撮った写真」に見える大谷翔平の“徹底的な”SNS危機管理と自宅警備体制
NEWSポストセブン
鳥取県を訪問された佳子さま(2025年9月13日、撮影/JMPA)
佳子さま、鳥取県ご訪問でピンクコーデをご披露 2000円の「七宝焼イヤリング」からうかがえる“お気持ち”
NEWSポストセブン
長崎県へ訪問された天皇ご一家(2025年9月12日、撮影/JMPA)
《長崎ご訪問》雅子さまと愛子さまの“母娘リンクコーデ” パイピングジャケットやペールブルーのセットアップに共通点もおふたりが見せた着こなしの“違い”
NEWSポストセブン
ウクライナ出身の女性イリーナ・ザルツカさん(23)がナイフで切りつけられて亡くなった(Instagramより)
《監視カメラが捉えた残忍な犯行》「刺された後、手で顔を覆い倒れた」戦火から逃れたウクライナ女性(23)米・無差別刺殺事件、トランプ大統領は「死刑以外の選択肢はない」
NEWSポストセブン
国民に笑いを届け続けた稀代のコント師・志村けんさん(共同通信)
《恋人との密会や空き巣被害も》「売物件」となった志村けんさんの3億円豪邸…高級時計や指輪、トロフィーは無造作に置かれていたのに「金庫にあった大切なモノ」
NEWSポストセブン