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高木ブーと仲本工事が語るドリフの絆「1人でも欠けたらだめなんだよね」

ドリフ

左から加治将樹、高木ブー、仲本工事、松本岳

 年も押し迫った12月27日、昨年亡くなった志村けんさんの半生を描いたドラマ『志村けんとドリフの大爆笑物語』(フジテレビ系)が放送される。『女性セブン』では、その放送を記念して、ドリフメンバーの高木ブー(88才)、仲本工事(80才)と、高木を演じた加治将樹(33才)、仲本を演じた松本岳(28才)の座談会が実現。ドリフターズの絆について高木と仲本が振り返る。【全3回の第2回】

 * * *
仲本工事(以下、仲):(『8時だョ!全員集合』の)稽古ではタイマーさんが生放送の54分に収まるよう“このギャグは何分”と計算して、本番でも時間を管理してくれるの。アドリブをやる暇もないほどギャグが詰まっているんだけど、客席の生の反応で笑い待ちもするから時間が足りなくなってきちゃうんだよね。

高木ブー(以下、高):だから毎回必ず“巻け”ってね。あと、せりふをトチっちゃうこともあるじゃない。だいたいぼくなんだけどさ(笑い)。失敗しちゃったときにはお客さんに説明をするんだけど、加トちゃんがうまいんだ!

仲:大丈夫、いかりやさんも間違えていたよ。毎週やっているから生の対応力にも長けてくるんだよね。

加治将樹(以下、加):停電とか、語り継がれる衝撃のハプニングもありましたよね。

高:そう、そう。『全員集合』の16年の歴史で「3大事件」というのがあってね。本番前に会場が停電したことでしょ、探検隊コントでセットのヘビが燃えちゃったことでしょ。

加:その火事、映像で見ましたよ!

仲:火事でも5人とも冷静で、停電のときなんか、みんな喜んじゃって。

高:誰も気にしないな(笑い)。あとひとつは、事情があって仲本と志村が1か月くらい休んだ“3人ドリフ”。3人で探検隊コントをして長さんの「番号!」の号令で加トちゃんが「イチッ」ときて、「ニ」「サン」が間にいるつもりで、ぼくが「シイッ。全員異常なし!」ってね。

仲:ふふふ。

高:ぼくもアキレス腱のけがで抜けたときがあったし。ま、ぼくなんかいなくてもわからないけどさ。

仲:そんなことないよ! アキレス腱のときはいかりやさんがオープニングを一緒に撮ろうって、ブーたんの所へ行ったじゃない。ドリフはあくまで「5人」なんだよって。

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