スポーツ

中田翔に元巨人4番・広澤克実氏が「今季は期待」 その理由は

今年は活躍なるか(時事通信フォト)

今年は活躍なるか(時事通信フォト)

 2月1日からプロ野球が一斉にキャンプインを迎える。オミクロン株が流行している最中ではあるが、2年ぶりの有観客となるキャンプに、ファンの期待は非常に高まっている。なかでも注目が集まっているのが巨人の中田翔(32)だ。

 昨季は8月にチームメイトへの暴力行為が発覚し無期限の出場停止処分を受けた。その後、日本ハムから巨人へ電撃トレードしたものの、移籍後は出場34試合で打率.154、3本塁打、7打点と打撃不振に苦しんだ。9月に2軍に落ちた際には、巨人軍終身名誉監督の長嶋茂雄氏から直接打撃指導を受ける機会も設けられた。昨季の不調の理由を、巨人の第61代目4番打者の広澤克実氏はこう語る。

「僕がヤクルトから巨人に移籍したのはもう25年前以上の話になりますが、慣れない環境で、始めのうちは緊張と萎縮を自分で作り出してしまっていた。中田もそれを感じでしまったから、思うように力が発揮できなかったのでしょう」

 しかし、今季の中田には期待の声が集まっている。1月13日に公開された石垣島の自主トレでは、体重が昨季の92キロから109キロまで増量したことを明かし、「今は自信しかない」と大将らしさを感じさせる発言をした。

 また同自主トレには、巨人の後輩である秋広優人(19)も参加。中田と秋広が共に自主トレする様子を映した動画が公開されるとファンからは、〈大将来た時は暗かったけど、今見てたら明るくなって嬉しい〉〈中田の笑顔っていいね〉といった喜びのコメントが溢れた。

 前出・広澤氏は、「秋広とのトレーニングが良い方向に働いている」と見る。

「後輩である秋広とトレーニングをすることは、中田も秋広から聞かれた質問に答えることで勉強にもなる。それに自分の現状の問題点を整理することや良いメンタルを保つことにも繋がります。昨季、中田が低迷した理由には俊敏さやシャープさがなくなったのも大きかったと思います。意識してそれを取り戻すトレーニングにつながっているとなれば期待ができる。お互いにプラスになっているはずです」

“レベチ”な姿を再び見せられる日は来るか。

日ハム時代には夜の外出も話題になった

日ハム時代には夜の外出も話題になった(写真は昨年3月)

増量が腰や膝への負担となってしまわないか

増量は功を奏するか

力強さを復活させるべくウエイトトレーニングを積んだ

力強さを復活させるべくウエイトトレーニングを積んだ

今回、不摂生による体重増ではないという(昨年のインスタより)

今回、不摂生による体重増ではないという(昨年のインスタより)

昨年は試合中に担架で運ばれたこともあった

昨年は試合中に担架で運ばれたこともあった

後輩らを連れる中田

後輩らを連れる中田(昨年3月)

関連キーワード

関連記事

トピックス

初公判は9月9日に大阪地裁で開かれた
「全裸で浴槽の中にしゃがみ…」「拒否ったら鼻の骨を折ります」コスプレイヤー・佐藤沙希被告の被害男性が明かした“エグい暴行”「警察が『今しかないよ』と言ってくれて…」
NEWSポストセブン
指名手配中の八田與一容疑者(提供:大分県警)
《ひき逃げ手配犯・八田與一の母を直撃》「警察にはもう話したので…」“アクセルベタ踏み”で2人死傷から3年半、“女手ひとつで一生懸命育てた実母”が記者に語ったこと
NEWSポストセブン
初公判では、証拠取調べにおいて、弁護人はその大半の証拠の取調べに対し不同意としている
《交際相手の乳首と左薬指を切断》「切っても再生するから」「生活保護受けろ」コスプレイヤー・佐藤沙希被告の被害男性が語った“おぞましいほどの恐怖支配”と交際の実態
NEWSポストセブン
芸能活動を再開することがわかった新井浩文(時事通信フォト)
「ウチも性格上ぱぁ~っと言いたいタイプ」俳優・新井浩文が激ヤセ乗り越えて“1日限定”の舞台復帰を選んだ背景
NEWSポストセブン
国分太一の素顔を知る『ガチンコ!』で共演の武道家・大和龍門氏が激白(左/時事通信フォト)
「あなたは日テレに捨てられたんだよっ!」国分太一の素顔を知る『ガチンコ!』で共演の武道家・大和龍門氏が激白「今の状態で戻っても…」「スパッと見切りを」
NEWSポストセブン
2009年8月6日に世田谷区の自宅で亡くなった大原麗子
《私は絶対にやらない》大原麗子さんが孤独な最期を迎えたベッドルーム「女優だから信念を曲げたくない」金銭苦のなかで断り続けた“意外な仕事” 
NEWSポストセブン
ドラフト1位の大谷に次いでドラフト2位で入団した森本龍弥さん(時事通信)
「二次会には絶対来なかった」大谷翔平に次ぐドラフト2位だった森本龍弥さんが明かす野球人生と“大谷の素顔”…「グラウンドに誰もいなくなってから1人で黙々と練習」
NEWSポストセブン
小説「ロリータ」からの引用か(Aでメイン、民主党資料より)
《女性たちの胸元、足、腰に書き込まれた文字の不気味…》10代少女らが被害を受けた闇深い人身売買事件で写真公開 米・心理学者が分析する“嫌悪される理由”とは
NEWSポストセブン
ラオスを訪問された愛子さま(写真/共同通信社)
《「水光肌メイク」に絶賛の声》愛子さま「内側から発光しているようなツヤ感」の美肌の秘密 美容関係者は「清潔感・品格・フレッシュさの三拍子がそろった理想の皇族メイク」と分析
NEWSポストセブン
国宝級イケメンとして女性ファンが多い八木(本人のInstagramより)
「国宝級イケメン」FANTASTICS・八木勇征(28)が“韓国系カリスマギャル”と破局していた 原因となった“価値感の違い”
NEWSポストセブン
今回公開された資料には若い女性と見られる人物がクリントン氏の肩に手を回している写真などが含まれていた
「君は年を取りすぎている」「マッサージの仕事名目で…」当時16歳の性的虐待の被害者女性が訴え “エプスタインファイル”公開で見える人身売買事件のリアル
NEWSポストセブン
タレントでプロレスラーの上原わかな
「この体型ってプロレス的にはプラスなのかな?」ウエスト58センチ、太もも59センチの上原わかながムチムチボディを肯定できるようになった理由【2023年リングデビュー】
NEWSポストセブン