芸能

『笑点』大喜利メンバー、将来は落語家以外も? ナイツ待望論も浮上

将来の『笑点』メンバーにナイツを推す人も

将来の『笑点』メンバーにナイツを推す人も

 5年ぶりにメンバーの入れ替えがあった『笑点』の大喜利コーナー。5年後に舞台に立っているメンバーは誰か。有名落語家、評論家が「出る人」「入る人」を大胆予想する。(全4回の第4回)

 1月23日に大喜利の新メンバーとして桂宮治(45)がお披露目され、視聴者の関心を集めた『笑点』。他のメンバーを見ると、最古参である林家木久扇(84)を筆頭に、三遊亭好楽(75)、三遊亭小遊三(74)、三遊亭円楽(71)、春風亭昇太(62)、林家たい平(57)と、70代以上が実に4人。高齢化は否めない。

 将来の『笑点』の大喜利は、いったいどんな顔ぶれになっているのか。

 落語界以外からの起用も考えられる。過去の『笑点』では、2代目司会者をタレントの前田武彦が、3代目司会者をコメディアンの三波伸介が務めた。落語評論家の広瀬和生氏はこう語る。

「司会に関しては、将来的に落語家以外が抜擢される可能性はある。三波さんが司会をやっていた時代が最も安定した進行だったし、歌丸さんが降りた時も、タモリさんなどのタレント起用を予想した人もいた。今後、もし昇太が司会を降りることがあれば、後任はお笑い芸人がやると収まりが良いかもしれません」

 そこで名前が挙がるのが、お笑いコンビのナイツだ。学生時代に落語研究会に所属した元NHKアナの雨宮萌果氏(現在はフリー)、さらにヨネスケは共にナイツの塙宣之を推す。

「ナイツさんは寄席で落語家と一緒にライブもしているので適任」(雨宮氏)
「とくにボケの塙宣之(43)は落語の知識も豊富だし、いい回し役になるはず」(ヨネスケ)

 56年もの長寿を誇る『笑点』を、落語家のヨネスケは同じく長寿アニメ番組の『サザエさん』になぞらえてこう語る。

「『笑点』の大喜利は磯野家と同じなんだよ。一種のきょうだいゲンカみたいなもので、サザエとカツオがケンカしていたら、ワカメが止めに入る。『笑点』の場合は、そこに他のきょうだいや親戚も絡んできて、丁々発止の掛け合いをするわけです。だから、きょうだいの性格はみんな違ったほうが面白い。

 これからも時代の変化に合わせると同時に、笑点らしさを受け継いでくれるようなメンバー選びをしてほしいね」

 5年後の大喜利で、重ねた座布団の上にデンと座っているのは誰か。

(了。第1回から読む)

※週刊ポスト2022年2月4日号

関連記事

トピックス

ロッカールームの写真が公開された(時事通信フォト)
「かわいらしいグミ」「透明の白いボックス」大谷翔平が公開したロッカールームに映り込んでいた“ふたつの異物”の正体
NEWSポストセブン
大谷と真美子さんの「冬のホーム」が観光地化の危機
《白パーカー私服姿とは異なり…》真美子さんが1年ぶりにレッドカーペット登場、注目される“ラグジュアリーなパンツドレス姿”【大谷翔平がオールスターゲーム出場】
NEWSポストセブン
和久井被告が法廷で“ブチギレ罵声”
【懲役15年】「ぶん殴ってでも返金させる」「そんなに刺した感触もなかった…」キャバクラ店経営女性をメッタ刺しにした和久井学被告、法廷で「後悔の念」見せず【新宿タワマン殺人・判決】
NEWSポストセブン
初の海外公務を行う予定の愛子さま(写真/共同通信社 )
愛子さま、初の海外公務で11月にラオスへ、王室文化が浸透しているヨーロッパ諸国ではなく、アジアの内陸国が選ばれた理由 雅子さまにも通じる国際貢献への思い 
女性セブン
几帳面な字で獄中での生活や宇都宮氏への感謝を綴った、りりちゃんからの手紙
《深層レポート》「私人間やめたい」頂き女子りりちゃん、獄中からの手紙 足しげく面会に通う母親が明かした現在の様子
女性セブン
“マエケン”こと前田健太投手(Instagramより)
《ママとパパはあなたを支える…》前田健太投手、別々で暮らす元女子アナ妻は夫の地元で地上120メートルの絶景バックに「ラグジュアリーな誕生日会の夜」
NEWSポストセブン
グリーンの縞柄のワンピースをお召しになった紀子さま(7月3日撮影、時事通信フォト)
《佳子さまと同じブランドでは?》紀子さま、万博で着用された“縞柄ワンピ”に専門家は「ウエストの部分が…」別物だと指摘【軍地彩弓のファッションNEWS】
NEWSポストセブン
和久井学被告が抱えていた恐ろしいほどの“復讐心”
「プラトニックな関係ならいいよ」和久井被告(52)が告白したキャバクラ経営被害女性からの“返答” 月収20〜30万円、実家暮らしの被告人が「結婚を疑わなかった理由」【新宿タワマン殺人・公判】
NEWSポストセブン
山下市郎容疑者(41)はなぜ凶行に走ったのか。その背景には男の”暴力性”や”執着心”があった
「あいつは俺の推し。あんな女、ほかにはいない」山下市郎容疑者の被害者への“ガチ恋”が強烈な殺意に変わった背景〈キレ癖、暴力性、執着心〉【浜松市ガールズバー刺殺】
NEWSポストセブン
英国の大学に通う中国人の留学生が性的暴行の罪で有罪に
「意識が朦朧とした女性が『STOP(やめて)』と抵抗して…」陪審員が涙した“英国史上最悪のレイプ犯の証拠動画”の存在《中国人留学生被告に終身刑言い渡し》
NEWSポストセブン
橋本環奈と中川大志が結婚へ
《橋本環奈と中川大志が結婚へ》破局説流れるなかでのプロポーズに「涙のYES」 “3億円マンション”で育んだ居心地の良い暮らし
NEWSポストセブン
10年に及ぶ山口組分裂抗争は終結したが…(司忍組長。時事通信フォト)
【全国のヤクザが司忍組長に暑中見舞い】六代目山口組が進める「平和共存外交」の全貌 抗争終結宣言も駅には多数の警官が厳重警戒
NEWSポストセブン