芸能

「NHKの顔」となった和久田麻由子アナを見守る初任地・岡山からの深い愛

岡山では今でもスター(2014年岡山放送局時代の和久田アナと高校野球解説者たち。右上が綾野氏)

岡山では今でもスター(2014年岡山放送局時代の和久田アナと高校野球解説者たち。右上が「初鳴き」を見守った綾野氏)

 4月に向け、テレビ各局の番組改編が続々と進められるなか、NHKは和久田麻由子アナ(33)がメインキャスターを務める『ニュースウオッチ9』を土曜にも拡大する。名実ともにNHKのエースアナに上り詰めたと評判の和久田アナ。その実力を培った原点は、岡山県にあった。知られざる和久田アナの新人時代に迫る。【前後半の後編】

 東京大学を卒業して2011年の春にNHKに入局した和久田アナは、2か月間のアナウンサー専門研修を経て、5月30日に岡山支局に着任した。

 着々と実力をつけ、人気が高まっていくなかでも、和久田アナは人への気遣いを決して忘れなかった。

「岡山市商店会連合会公認の岡山歌姫」として、岡山を中心に歌手活動を行なっているChii氏(26)は、2013年12月にラジオ番組『おからじ!』で初めて和久田アナと共演した時のことが忘れられないと語る。

「私はその年の11月にデビューしたばかりの19歳でした。ラジオ出演自体が初めてで、しかもNHK。30分近い生放送ということで不安だったのですが、本番前に和久田さんが話しかけてくださったので落ち着くことができました。

 本番中以外も裏表がなくテレビから受けていた“優しく気品があるお姉さん”という印象通りでした。でも一方で良い意味で“岡山に馴染むタイプ”のアナウンサーとも思いましたね」(Chii氏)

 放送終了後、彼女はサインを頼んだが、和久田アナは「私なんて、そんなそんな」と謙遜した。重ねてChii氏がお願いすると「(共演していた)先輩のアナウンサーの方と一緒ならいいですよ」と言って応じてくれたという。

「楷書の達筆な字で、このサインは我が家の家宝のひとつです(笑)。和久田さんは当時から地元では美人アナウンサーとして有名で、私の父は『彼女は将来、絶対東京に行ってブレイクするだろうから、今のうちに会えて良かったね』と言っていました」

 その“予言”は数か月のうちに現実のものとなった。

 2014年4月、和久田アナは東京アナウンス室に異動になり、朝のニュース番組『おはよう日本』のメインキャスターに抜擢されたのだ。

関連キーワード

関連記事

トピックス

6月6日から公開されている映画『国宝』(インスタグラムより)
【吉沢亮の演技が絶賛】歌舞伎映画『国宝』はなぜ東宝の配給なのか 松竹は「回答する立場にはございません」としつつ、「盛況となりますよう期待しております」と異例の回答
NEWSポストセブン
さいたま市大宮区のマンション内で人骨が見つかった
《さいたま市頭蓋骨殺人》「マンションに警官や鑑識が出入りして…」頭蓋骨7年間保管の齋藤純容疑者の自宅で起きた“ある異変”「遺体を捨てたゴミ捨て場はすごく目立つ場所」
NEWSポストセブン
大谷翔平の投手復帰が待ち望まれている状況だが…
大谷翔平「二刀流復活でもドジャースV逸」の悲劇を防ぐカギは“7月末トレード” 最悪のシナリオは「中途半端な形で二刀流本格復活」
週刊ポスト
フランスが誇る国民的俳優だったジェラール・ドパルデュー被告(EPA=時事)
「おい、俺の大きな日傘に触ってみろ」仏・国民的俳優ジェラール・ドパルデュー被告の“卑猥な言葉、痴漢、強姦…”を女性20人以上が告発《裁判で禁錮1年6か月の判決》
NEWSポストセブン
ホームランを放った後に、“デコルテポーズ”をキメる大谷(写真/AFLO)
《ベンチでおもむろにパシャパシャ》大谷翔平が試合中に使う美容液は1本1万7000円 パフォーマンス向上のために始めた肌ケア…今ではきめ細かい美肌が代名詞に
女性セブン
ブラジルへの公式訪問を終えた佳子さま(時事通信フォト)
《ブラジルでは“暗黙の了解”が通じず…》佳子さまの“ブルーの個性派バッグ3690レアル”をご使用、現地ブランドがSNSで嬉々として連続発信
NEWSポストセブン
告発文に掲載されていたBさんの写真。はだけた胸元には社員証がはっきりと写っていた
「深夜に観光名所で露出…」地方メディアを揺るがす「幹部のわいせつ告発文」騒動、当事者はすでに退職 直撃に明かした“事情”
NEWSポストセブン
異物混入が発覚した来来亭(HP/Xより)
「生肉からの混入はあり得ないとの回答を得た」“ウジ虫混入ラーメン”騒動、来来亭が調査結果を公表…虫の特定には至らず
NEWSポストセブン
左:激太り後の水原被告、右:2月6日、懲役刑を言い渡された時の水原被告(左:AFLO、右:時事通信)
《3度目の正直「ついに収監」》水原一平被告と最愛の妻はすでに別居状態か〈私の夢は彼と小さな結婚式を挙げること〉 ペットとの面会に米連邦刑務局は「ノー!ノー!ノー!」
NEWSポストセブン
“超ミニ丈”のテニスウェア姿を披露した園田選手(本人インスタグラムより)
《けしからん恵体で注目》プロテニス選手・園田彩乃「ほしい物リスト」に並ぶ生々しい高単価商品の数々…初のファンミ価格は強気のお値段
NEWSポストセブン
浅草・浅草寺で撮影された台湾人観光客の写真が物議を醸している(Xより)
「私に群がる日本のファンたち…」浅草・台湾人観光客の“#羞恥任務”が物議、ITジャーナリスト解説「炎上も計算の内かもしれません」
NEWSポストセブン
ブラジルを公式訪問されている秋篠宮家の次女・佳子さま(時事通信フォト)
《スヤスヤ寝顔動画で話題の佳子さま》「メイクは引き算くらいがちょうどよいのでは…」ブラジル訪問の“まるでファッションショー”な日替わり衣装、専門家がワンポイントアドバイス【軍地彩弓のファッションNEWS】
NEWSポストセブン