世界の感染者グラフを見ると、日本は世界で新変異株が猛威をふるってから、1~2か月遅れてピークが訪れるサイクルだ。具体的には、昨年1月、5月、8~9月、今年1月にピークが来た。つまり、これからは欧米で流行し始めてからワクチンを接種すればいいといえるだろう。たとえば5月頃にイギリスでピークが来たとしたら、そのタイミングで接種を申し込めばちょうどいい。
宮澤さんは「65才未満で接種を急ぐ必要がない人は次の変異株用ワクチンの登場を待ってからでも遅くないのでは」と言う。
「次の変異株はオミクロン株より変異が進むと考えられるので、既存のワクチン効果はさらに低くなるはず。なのでより新しい変異株用ワクチンを接種する方が望ましい。少なくとも現在開発中のオミクロン株用ワクチンの方が現在のワクチンより効果が望めるので、65才未満の人はオミクロン株用ワクチンが完成するまで待つべきです」(宮澤さん)
国に言われて打つのではなく、次の波のタイミングを見極めることが、自分と大切な人を守ることにつながる。
※女性セブン2022年3月17日号