松本人志は「体の一部」みたいになっている
「松本人志さんは血液みたいな存在」
──中でも松本人志さんのモノマネが話題です。松本さんは芸人として憧れの存在でもあったのでしょうか?
JP:もちろん憧れはあります。が、尊敬や憧れを通り越して、もはや体の中を流れる血液みたいな存在なんです。子供の頃から見ていて、生きるために蓄えてきたものというか、埋め込まれたICチップのように体の一部になってしまっているんですよ。だから「松本さんのようになりたい」というよりも「松本さんの遺伝子が刷り込まれている」というイメージです。
──なぜそれほどまでに惹きつけられるのでしょうか?
JP:僕にとって松本さんが初めて衝撃を受けたお笑いだったからですね。鳥が生まれてから最初に見たものを親だと認識するような感覚です。もしくは家庭料理。どんなに美味い三ツ星シェフの高級料理でも、やっぱり実家の手料理は超えられないじゃないですか。そういうふうに体に染み込んでいるんです。
「松本人志のお笑い」が子供の頃に体に染み付いた
──松本さんの出演作の中で一番好きな番組はどれですか?
JP:『ダウンタウンのごっつええ感じ』かなあ。ネタをやっている松本さんが好きなんです。それと、自分でモノマネをやり始めてからは、松本さんのお笑いを素直に楽しめなくなってしまったんですね。どうしても職業病でクセが気になったり、勉強しようと思ったりしてしまう。だからそうしたことを考えずに見ていた『ごっつええ感じ』が一番好きですね。
──子供の頃から松本さんのモノマネをされていましたか?
JP:モノマネという意識ではなくて“ごっこ遊び”の感覚でした。子供の頃ってよく戦隊ヒーローやウルトラマンの真似をするじゃないですか。それと同じように“『ごっつええ感じ』ごっこ”を小学6年生からやっていた。なので本当に松本さんのモノマネをやり始めたのは20歳でデビューしてからですね。
20歳のデビュー以来、続けてきた