芸能

小池栄子「騙された」からの逆転人生 野田社長が回顧「グラビアでの本気度」

女優・小池栄子はいかにして生まれたか(時事通信フォト)

女優・小池栄子はいかにして生まれたか(時事通信フォト)

 大河ドラマ『鎌倉殿の13人』で源頼朝の妻・北条政子を演じる小池栄子(41)。共演者から「場の空気を全部持って行っちゃう」と言われるほどの存在感を放つ女優はいかにして生まれたのか。関係者の証言から誕生秘話を解き明かす。【前後編の前編】

ただ撮られてたまるか

 今や演技派女優として確固たる地位を確立している小池栄子。だが、芸能界でのキャリアの始まりは、“Fカップ巨乳”がウリのグラビアアイドルだった。

 18歳だった彼女をグラビア界に引き入れた芸能事務所イエローキャブ元社長の野田義治氏(75)がデビュー当時を振り返る。

「もともとは女優志望だったけどなかなか仕事が決まらなくて、『辞めて、保育士になります』と言ってきた。それで『グラビアやってみないか?』と誘ったんです。グラビア1本で普通のアルバイトの1か月分だぞと。後で本人は『騙された』って言ってましたね(笑)」

 野田氏は「バイト感覚で」とは言ったものの、小池はやる以上は本気で臨んだという。

「グラビアを嫌がっているのは分かっていたから、『嫌な顔は俺だけに』って言っていたんだけど、俺に対しても嫌な顔ひとつしなかった。こんな仕事嫌だと口にしたこともない。他の子は結構顔に出ちゃうんだけどね。一切そんな素振りは見せず、最後まできっちりやっていた。小池は『グラビアでは120%のものを撮ってもらう。そうでないと(数あるカットのなかから)100%のものが選ばれない』とよく言っていた。本気度が他のグラビアアイドルと違ったね。

 僕も最初から、巨匠と呼ばれるような一流のカメラマンにだけ彼女を撮ってもらうと決めていたんだけど、篠山紀信さんとの撮影は“戦争”でした(笑)。小池には『油断した顔を撮られちゃダメだぞ』と予め言っていたんです。

 そしたら小池は“ただ撮られてたまるか”って顔つきをしていた。写真を見ると、普段の小池もいれば“なんじゃこいつ?”っていう般若みたいな顔やら仏様みたいな顔やらいろんな表情の小池がいて、篠山さんも『すごいよ』って」

関連記事

トピックス

ラオスご訪問に向けて準備をされている様子が公開された(2025年11月7日、写真/宮内庁提供)
《24歳の誕生日写真公開》愛子さま、ラオス訪問の準備進めるお姿 ハイネックにVネックを合わせて顔まわりをすっきりした印象に
NEWSポストセブン
ニューヨークのイベントでパンツレスファッションで現れたリサ(時事通信フォト)
《マネはお勧めできない》“パンツレス”ファッションがSNSで物議…スタイル抜群の海外セレブらが見せるスタイルに困惑「公序良俗を考えると難しいかと」
NEWSポストセブン
中国でライブをおこなった歌手・BENI(Instagramより)
《歌手・BENI(39)の中国公演が無事に開催されたワケ》浜崎あゆみ、大槻マキ…中国側の“日本のエンタメ弾圧”相次ぐなかでなぜ「地域によって違いがある」
NEWSポストセブン
韓国・漢拏山国立公園を訪れいてた中黒人観光客のマナーに批判が殺到した(漢拏山国立公園のHPより)
《スタバで焼酎&チキンも物議》中国人観光客が韓国の世界遺産で排泄行為…“衝撃の写真”が拡散 専門家は衛生文化の影響を指摘「IKEAのゴミ箱でする姿も見ました」
NEWSポストセブン
 チャリティー上映会に天皇皇后両陛下の長女・愛子さまが出席された(2025年11月27日、撮影/JMPA)
《板垣李光人と同級生トークも》愛子さま、アニメ映画『ペリリュー』上映会に グレーのセットアップでメンズライクコーデで魅せた
NEWSポストセブン
リ・グァンホ容疑者
《拷問動画で主犯格逮捕》“闇バイト”をした韓国の大学生が拷問でショック死「電気ショックや殴打」「全身がアザだらけで真っ黒に」…リ・グァンホ容疑者の“壮絶犯罪手口”
NEWSポストセブン
渡邊渚アナのエッセイ連載『ひたむきに咲く』
「世界から『日本は男性の性欲に甘い国』と言われている」 渡邊渚さんが「日本で多発する性的搾取」について思うこと
NEWSポストセブン
“ミヤコレ”の愛称で親しまれる都プロにスキャンダル報道(gettyimages)
《顔を伏せて恥ずかしそうに…》“コーチの股間タッチ”報道で謝罪の都玲華(21)、「サバい〜」SNSに投稿していた親密ショット…「両親を悲しませることはできない」原点に立ち返る“親子二人三脚の日々”
NEWSポストセブン
指定暴力団六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)
「山健組組長がヒットマンに」「ケーキ片手に発砲」「ラーメン店店主銃撃」公判がまったく進まない“重大事件の現在”《山口組分裂抗争終結後に残された謎》
NEWSポストセブン
ガーリーなファッションに注目が集まっている秋篠宮妃の紀子さま(時事通信フォト)
《ただの女性アナファッションではない》紀子さま「アラ還でもハート柄」の“技あり”ガーリースーツの着こなし、若き日は“ナマズの婚約指輪”のオーダーしたオシャレ上級者
NEWSポストセブン
世界中でセレブら感度の高い人たちに流行中のアスレジャーファッション(左・日本のアスレジャーブランド「RUELLE」のInstagramより、右・Backgrid/アフロ)
《広瀬すずもピッタリスパッツを普段着で…》「カタチが見える服」と賛否両論の“アスレジャー”が日本でも流行の兆し、専門家は「新しいラグジュアリーという捉え方も」と解説
NEWSポストセブン
子宮体がんだったことを明かしたタレントの山瀬まみ
《“もう言葉を話すことはない”と医師が宣告》山瀬まみ「子宮体がん」「脳梗塞」からの復帰を支えた俳優・中上雅巳との夫婦同伴姿
NEWSポストセブン