芸能

西城秀樹さんデビュー50周年DVD ファン感涙必至の「幻のヤングマン」

西城秀樹さんが逝去してから早2年(時事通信フォト)

在りし日の姿がよみがえる(時事通信フォト)

 西城秀樹さん(享年63)が、『恋する季節』で歌手デビューを飾ったのは、1972年の3月25日のことだった。それからちょうど50年を迎える今年3月25日に、西城さんの節目を記念したDVD-BOX『THE 50 HIDEKI SAIJO song of memories』が発売される。

 特典に秘蔵写真集がつくなど、発売前から話題を呼んでいる同作品。デビュー以降、西城さんが『8時だョ!全員集合』や『ザ・ベストテン』といったTBS系のテレビ番組で披露した歌声が、7時間30分にわたって収録されている超大作だ。生前、西城さんのマネジャーを30年以上にわたって務めた片方秀幸さんが明かす。

「秀樹さんがこの世を去られてから4年経ちますが、追悼という意味ではなく、いつまでも力強い歌声で人を引きつける彼の魅力を感じてもらうための7時間半です。特にデビュー間もない1970年代の映像は、これまで再放送すらされていないものもあり、テレビ局に無理を言って発掘してもらった貴重な映像ばかりです」

 DVDは7枚組で、“大トリ”の7枚目に収録されるのは、『輝く!日本レコード大賞』での雄姿だ。

「レコード大賞は生放送でしたから、地上波での放送は基本的には一度きり。在りし日のレコード大賞で歌う秀樹さんを見られる機会は、ほとんどないといえます。ビデオがそれほど普及していない時代に放送されたものですから、レコード大賞の作品化自体が画期的なことです」(片方さん・以下同)

 収録された中には、1991年に日本レコード大賞金賞を受賞した『傷だらけのローラ』や『ヤングマン』など5曲を熱唱したメドレーがある。それは世に出てこなかった、“幻の出演回”だ。制作がスタートしたのは3年前。さまざまな権利関係をクリアして発売にこぎつけた。

「生前、秀樹さんは毎年ライブを開催し、着用したステージ衣装やグッズをファンにプレゼントしてきました。ファンに対して、精一杯の愛情を注ぐのが秀樹さんの姿勢で、このDVDでもそんな彼の思いが示せたのではないでしょうか」

 西城さんがこの世を去ってから約4年。それでも、輝きと情熱は色あせない。

※女性セブン2022年3月31日号

告別式で飾られた西城さんの特大パネル。歌声はいまもファンを魅了する(撮影/小彼英一)

告別式で飾られた西城さんの特大パネル。歌声はいまもファンを魅了する(撮影/小彼英一)

関連キーワード

関連記事

トピックス

高市早苗首相(時事通信フォト)
《日中外交で露呈》安倍元首相にあって高市首相になかったもの…親中派不在で盛り上がる自民党内「支持率はもっと上がる」
NEWSポストセブン
阿部なつき(C)Go Nagai/Dynamic Planning‐DMM
“令和の峰不二子”こと9頭身グラドル・阿部なつき「リアル・キューティーハニー」に挑戦の心境語る 「明るくて素直でポジティブなところと、お尻が小さめなところが似てるかも」
週刊ポスト
高市早苗首相の「台湾有事」発言以降、日中関係の悪化が止まらない(時事通信フォト)
「現地の中国人たちは冷めて見ている人がほとんど」日中関係に緊張高まるも…日本人駐在員が明かしたリアルな反応
NEWSポストセブン
大谷翔平が次のWBC出場へ 真美子さんの帰国は実現するのか(左・時事通信フォト)
《大谷翔平選手交えたLINEグループでやりとりも》真美子さん、産後対面できていないラガーマン兄は九州に…日本帰国のタイミングは
NEWSポストセブン
11月24日0時半ごろ、東京都足立区梅島の国道でひき逃げ事故が発生した(現場写真/読者提供)
【“分厚い黒ジャケット男” の映像入手】「AED持ってきて!」2人死亡・足立暴走男が犯行直前に見せた“奇妙な”行動
NEWSポストセブン
10月22日、殺人未遂の疑いで東京都練馬区の国家公務員・大津陽一郎容疑者(43)が逮捕された(時事通信フォト/共同通信)
《赤坂ライブハウス刺傷》「2~3日帰らないときもあったみたいだけど…」家族思いの妻子もち自衛官がなぜ”待ち伏せ犯行”…、親族が語る容疑者の人物像とは
NEWSポストセブン
ミセス・若井(左、Xより)との“通い愛”を報じられたNiziUのNINA(右、Instagramより)
《ミセス若井と“通い愛”》「嫌なことや、聞きたくないことも入ってきた」NiziU・NINAが涙ながらに吐露した“苦悩”、前向きに披露した「きっかけになったギター演奏」
NEWSポストセブン
「ラオ・シルク・レジデンス」を訪問された天皇皇后両陛下の長女・愛子さま(2025年11月21日、撮影/横田紋子)
「華やかさと品の良さが絶妙」愛子さま、淡いラベンダーのワンピにピンクのボレロでフェミニンなコーデ
NEWSポストセブン
クマ被害で亡くなった笹崎勝巳さん(左・撮影/山口比佐夫、右・AFP=時事)
《笹崎勝巳レフェリー追悼》プロレス仲間たちと家族で送った葬儀「奥さんやお子さんも気丈に対応されていました」、クマ襲撃の現場となった温泉施設は営業再開
NEWSポストセブン
役者でタレントの山口良一さん
《笑福亭笑瓶さんらいなくなりリポーターが2人に激減》30年以上続く長寿番組『噂の!東京マガジン』存続危機を乗り越えた“楽屋会議”「全員でBSに行きましょう」
NEWSポストセブン
11月16日にチャリティーイベントを開催した前田健太投手(Instagramより)
《いろんな裏切りもありました…》前田健太投手の妻・早穂夫人が明かした「交渉に同席」、氷室京介、B’z松本孝弘の妻との華麗なる交友関係
NEWSポストセブン
イギリス出身のインフルエンサー、ボニー・ブルー(Instagramより)
《1日で1000人以上と関係を持った》金髪美女インフルエンサーが予告した過激ファンサービス… “唾液の入った大量の小瓶”を配るプランも【オーストラリアで抗議活動】
NEWSポストセブン