再選を確実とし、あいさつする小川晶氏(時事通信フォト)
群馬県前橋市の市長選挙では、ラブホテル密会で辞任した前職の小川晶氏が当選した。そんな小川氏に注目していたのが、女性セブンの名物ライター“オバ記者”こと野原広子氏だ。オバ記者が、小川氏に対する率直な意見を述べるとともに、彼女の今後を占う。
小川氏はただ者ではない
それにしても、こんなことがあっていいのかしら。
何がって、部下である元秘書課長とのラブホ通いがバレて辞職した、群馬県前橋市の小川晶前市長(43才)が、先日の市長選挙で前回より票を増やして返り咲いたことよ。
スキャンダル当時、彼女のことを私は、「声は低めだけど、鼻のかかり具合はアニメ声のケがある」と決めつけて、「アニメ声の女に気をつけろ」「人を油断させておいしいところを全部持っていくよ」と書いている。なかなかどうして、全部持っていくどころじゃないでしょ。
再選が決まった小川氏は、持ちきれないほどのマイクを抱えながら、ラブホ密会問題について「私の軽率な行動で日本中を騒がせた。これからの行動で信頼を積み重ねたい」と目に涙をためて語っている。露天風呂つきのラブホの中では公私にわたる相談事をしていただけ。男女の関係はない。だけど確かに誤解を招く行動で、それに気づかなかったのは私が軽率だったからだと、そう言い通した。うっかり者だけど悪気も邪心もなかった、とそう言いたいわけよね。でも、「ちょっと待て!」という全国からの声が、私には聞こえてきた気がしたね。
まぁね。
落ち着いて考えたら、秘め事を「はい、いたしました」と言うバカはいないし、ましてや若い女性市長。状況証拠だけでも「なんだとぉ!」と大騒ぎになるけれど、騒ぐだけ騒いだら、人の興味は薄れるんだよね。小川氏は逃げも隠れもしないで、のらりくらりを繰り返したし。こうなると市民の視線は下半身から上半身に移るんだね。
私が小川氏をただ者ではないと思い出したのは、このあたりからなの。あの大きな目で質問者の目をヒタと見据えて、「男女の関係ではありません」を繰り返し、6か月の懲戒処分の後に依願退職した職員については「重い処分だと思います」と言って、未練を語らない。
“前例”と言ってもいい、静岡県伊東市の田久保眞紀前市長の対応が、どちらかというとケンカ腰のように見えたこともあってか、小川氏のまったり穏やかでいて、言葉に感情を混ぜない口調はよりいっそう際立って見えた。
