ライフ

「配管マニア」の40代男性 更地が増え撮影しやすくなり「日本は大丈夫?」

15年間にわたり配管の写真を撮り続ける屋良信幸さん

15年間にわたり配管の写真を撮り続ける屋良信幸さん

 街歩きをしながら、15年間にわたり配管の写真を撮り続ける屋良信幸さん。3000枚撮りためた配管の魅力について話を聞いた。

 * * *
 もともと気になったものをカメラに収める街歩きが好きでした。そんなある日、出会ったのが渋谷の宮益坂付近で見かけた配管。機能を満たせば事足りる配管が、美しく工夫されて設置されている様に目を奪われました。それから私の街歩きは、配管を見ることのできる路地裏が中心になりました。

 派生して撮りためているのが住宅地にあるガスメーター。ある程度規則的な設計がなされる配管と違い、「なぜこんな配置に?」と首を傾げてしまう不思議な形態に惹きつけられます。

 15年間で3000枚くらい撮影してきました。路地裏だったり、ビルの隙間だったり、見えにくい場所にあるので撮影に苦労することが多いです。しかし、近年、ビルの合間に歯抜けのようにコインパーキングや更地が増えました。撮影しやすくなってきた反面、日本経済は大丈夫なのかと言い知れぬ不安に襲われることもあります。

【プロフィール】
屋良信幸(やら・のぶゆき)/1980年生まれ、大分県出身。会社員の傍ら、配管を追い求める日々を過ごす。著書に『都市空間における管路の形態』がある。

※週刊ポスト2022年4月1日号

関連記事

トピックス

ドラフト1位の大谷に次いでドラフト2位で入団した森本龍弥さん(時事通信)
「二次会には絶対来なかった」大谷翔平に次ぐドラフト2位だった森本龍弥さんが明かす野球人生と“大谷の素顔”…「グラウンドに誰もいなくなってから1人で黙々と練習」
NEWSポストセブン
渡邊渚さん(撮影/藤本和典)
「私にとっての2025年の漢字は『出』です」 渡邊渚さんが綴る「新しい年にチャレンジしたこと」
NEWSポストセブン
ラオスを訪問された愛子さま(写真/共同通信社)
《「水光肌メイク」に絶賛の声》愛子さま「内側から発光しているようなツヤ感」の美肌の秘密 美容関係者は「清潔感・品格・フレッシュさの三拍子がそろった理想の皇族メイク」と分析
NEWSポストセブン
2009年8月6日に世田谷区の自宅で亡くなった大原麗子
《私は絶対にやらない》大原麗子さんが孤独な最期を迎えたベッドルーム「女優だから信念を曲げたくない」金銭苦のなかで断り続けた“意外な仕事” 
NEWSポストセブン
国宝級イケメンとして女性ファンが多い八木(本人のInstagramより)
「国宝級イケメン」FANTASTICS・八木勇征(28)が“韓国系カリスマギャル”と破局していた 原因となった“価値感の違い”
NEWSポストセブン
実力もファンサービスも超一流
【密着グラフ】新大関・安青錦、冬巡業ではファンサービスも超一流「今は自分がやるべきことをしっかり集中してやりたい」史上最速横綱の偉業に向けて勝負の1年
週刊ポスト
今回公開された資料には若い女性と見られる人物がクリントン氏の肩に手を回している写真などが含まれていた
「君は年を取りすぎている」「マッサージの仕事名目で…」当時16歳の性的虐待の被害者女性が訴え “エプスタインファイル”公開で見える人身売買事件のリアル
NEWSポストセブン
タレントでプロレスラーの上原わかな
「この体型ってプロレス的にはプラスなのかな?」ウエスト58センチ、太もも59センチの上原わかながムチムチボディを肯定できるようになった理由【2023年リングデビュー】
NEWSポストセブン
12月30日『レコード大賞』が放送される(インスタグラムより)
《度重なる限界説》レコード大賞、「大みそか→30日」への放送日移動から20年間踏み留まっている本質的な理由 
NEWSポストセブン
「戦後80年 戦争と子どもたち」を鑑賞された秋篠宮ご夫妻と佳子さま、悠仁さま(2025年12月26日、時事通信フォト)
《天皇ご一家との違いも》秋篠宮ご一家のモノトーンコーデ ストライプ柄ネクタイ&シルバー系アクセ、佳子さまは黒バッグで引き締め
NEWSポストセブン
ハリウッド進出を果たした水野美紀(時事通信フォト)
《バッキバキに仕上がった肉体》女優・水野美紀(51)が血生臭く殴り合う「母親ファイター」熱演し悲願のハリウッドデビュー、娘を同伴し現場で見せた“母の顔” 
NEWSポストセブン
六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)
《六代目山口組の抗争相手が沈黙を破る》神戸山口組、絆會、池田組が2026年も「強硬姿勢」 警察も警戒再強化へ
NEWSポストセブン