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専門家が選ぶ健康におすすめの酢 黒酢、バルサミコ酢などが優秀、共通点は“醸造酢”

(写真/Getty Images)

お酢のパワーを最大限引き出すには?(写真/Getty Images)

 酢は日本最古の調味料ともいわれ、歴史をさかのぼると紀元前5000年頃に辿り着く。当初は薬として用いられてきたとされており、その効能は古代人も太鼓判を押したということ。最強調味料のチカラを120%引き出すにはどうすればいいのか──。

「起きたらまず、りんご酢を水で割って飲むのが毎朝の習慣です」

 石田ゆり子(52才)が美の秘訣を問われてこう答えれば、前田敦子(30才)は「揚げ物はもちろん、みそ汁にもお刺身にも、何にでもかけて食べます」と、いつも持ち歩いているという「マイお酢ボトル」を取り出す。

 多くの人を魅了する美貌と不規則な生活に耐えうる健康を持ち合わせる女優たちは、なぜこぞって酢を愛するのか。医学博士の本多京子さんが解説する。

「栄養学の世界において、お酢は美と健康を体現できる“万能調味料”といわれており、その理由は主成分である『酢酸』にあります。酢酸の役割は主に2つあり、1つは血糖値や血中コレステロール値を下げて生活習慣病予防に役立つ働き。もう1つはエネルギー源である『グリコーゲン』を補充して疲労回復を促進する働きです」

 しかし、米酢や黒酢、ワインビネガーなど一口に酢といっても、その種類は多岐にわたる。本当に体にいい酢は一体どれなのか。専門家への取材をもとにランキング形式でお伝えする。

【ランキング作成方法】
 以下の21人の「食と健康の専門家」に「健康になる、きれいになる酢」を挙げてもらい、1位を5点、2位を4点、3位を3点、4位を2点、5位を1点として集計。5点以上を獲得したものを掲載した。

 食と健康の専門家のみなさん:秋津壽男さん(医師/秋津医院院長)、磯村優貴恵さん(管理栄養士)、木村眞樹子さん(内科医)、工藤孝文さん(工藤内科院長)、黒田愛美さん(医師/アスリート)、小島祥子さん(栄養士)、佐々木欧さん(秋葉原駅クリニック医師)、沢木みずほさん(薬食フードライフ研究家)、周東寛さん(南越谷健身会クリニック院長/医学博士)、伊達友美さん(管理栄養士)、田中優子さん(医師/田中病院院長)、中沢るみさん(管理栄養士)、中山貞男さん(医学博士)、浜崎保奈美さん(管理栄養士)、浜本千恵さん(管理栄養士)、藤岡智子さん(栄養士/フードライター)、堀知佐子さん(管理栄養士)、本多京子さん(医学博士/管理栄養士)、前田あきこさん(管理栄養士)、望月理恵子さん(管理栄養士/健康検定協会)、大和彩乃さん(内科医)

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