SNSは「猟場」と笑う人たちがいる(イメージ)

SNSなどではロマンス詐欺が横行(イメージ)

コロナ禍で「ロマンス詐欺」が増加

「FacebookやInstagram、マッチングアプリや出会い系サイトなどで知り会って、結婚したい、日本に行きたいなどと言っては、色々な理由を付けてお金を振り込ませるアレですよ」とA氏は言う。

 国外へ避難するため、ウクライナ難民は400万人を超えている。人命に関わる緊急事態であり、銀行に行くにも危険が伴うと思われる最中、詐欺かどうか確認しないとお金を渡送れないというのもどうかと思うが、銀行としては必要な作業なのだろう。

 実際、ウクライナ人が絡んだロマンス詐欺はここ数年増えており、在ウクライナ日本国大使館も令和元年8月8日付けで、ロマンス詐欺の発生に関する注意喚起の文書を出していた。コロナ渦で被害はさらに急増し、今では国民生活センターも注意を呼びかけているほどだ。

「ヨーロッパの女性は、どのようなお知り合いですか?」海外送金サービス会社の担当者にそう聞かれたA氏。この確認後、間もなく友人はお金を受け取れたという。

 ウクライナ関連では、「今年に入りInstagramのアカウントに、ウクライナから不正アクセスが急増」というニュースが報じられていた。緊迫するウクライナ情勢と関係があるのか、組織的犯行ではないかと書かれていたが、目的も詳細も不明だという。

 まさにそんな時期、私の家族が投稿を見るために開設し放置していたInstagramのアカウントに、不正ログインがあった。「Samsung SM_J415Gという機種、商品名Galaxy J4+のInstagramからログインが行われた」、という通知がメールに届いたのだ。場所はウクライナのキエフからだ。すぐに確認しパスワードを変更した。アカウントが乗っ取られることも、何かが変更されることもなかったが、翌日にも不審なログインの試行と通知があった。

 不正アクセスされた人の中には、欧米の美女たちから大量のフォローがあったという人もいたようだ。このようなケースは、おそらくロマンス詐欺が目的だったのだろう。美女からのフォローなら詐欺ではないかと思いつつもテンションが上がる気もするが、実際に不正ログインを目にすると、なんとも気持ち悪いものだ。

 ロマンス詐欺に利用するためだったのか、不正アクセスの目的は分からない。だが、送金したお金が詐欺を疑われ、必要な人の手に届かない、届くのが遅れるという事態が起こっているとしたら、これはもう詐欺という犯罪だけで済むことではない。

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