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60代女性記者、老女との出会いを通じ「人にはできるだけ親切にしよう」と誓う

認知症

家が分からなくなったおばあちゃんにどう対応?(写真はイメージ)

『女性セブン』の名物ライター“オバ記者”こと野原広子が、自らの日常と照らし合わせながら、気になる世の中のアレコレに気ままな意見を投げかける。今回は、片づけられない女と住所を忘れたおばあちゃんについて綴る。

 * * *
 先日、バスの中に財布を置き忘れた。到着したバス停で降りてJRの駅へ向かいながらコートのポケットをまさぐったら、ナイ! 買ったばかりのApple Watch(5万6000円也!)を家の中のどこかでなくして1か月も消えたまんまなのに、またなくし物かよ。

 物心ついてからずっと、私は忘れ物や紛失が多くて、財布は何個なくしたかわからない。家の鍵、自転車の鍵、バイクの鍵もそう。初めての海外旅行ではパスポートを置き忘れて、帰国を2週間延ばしている。

 もう、周りの人にどんだけ迷惑をかけたのよと思うとわが身を呪いたくなるけれど、「あんた、大丈夫なの? ボケるには早くない!?」と口の悪い9才年上の友達から言われるとカチンとくる。しかし、最近マジやばいんだわ。

 たとえば、衆議院議員会館へアルバイトに行くときに忘れると困るのは、Suica機能が付帯したカードと、議員会館に入るための入館証。この2つはいつも肌身離さず提げている小さなバッグの中に入れているけど、なぜかそれが消えたりするんだよ。

 この前も入館証が消えた。

 そういえば前夜、珍しくバッグの中を整理整頓して、中のものを全部床にぶちまけたっけ。あのときにもしかして転がり出たか……。冷静に考えるとあり得ないことだけど、いったんパニくった頭はそうは思わない。

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