今年の2月からNetflixで配信がスタートした韓国ドラマ『39歳』。配信から2か月が経ったいまでもランキングの常連(4月18日現在)なのは、この作品が40才を目前に控えた女性の微妙な心の揺れや、恋愛と結婚、仕事との向き合い方、友人関係を丁寧に描いているからだろう。さて、ここにもひとり人生の決断を迫られる39才の日本のトップ俳優がいて──。
4月中旬、この日の東京は、汗ばむほどの陽気だった。日中は半袖姿になり、季節を先取りしたかのような暑さを楽しんだ人も少なくなかったが、日が落ちればまだまだ肌寒い。
手に持っていた上着に腕を通す人が見られるなか、夜8時過ぎ、東京・港区の高級焼肉店から無邪気な笑みを浮かべて出てきた女性は、デニムのショートパンツからほっそりとした生足を大胆にのぞかせていた。オフホワイトのパーカーにショッキングピンクのブーツを合わせた深田恭子(39才)だ。
深田は、連れの男女と共に歩道を歩き始める。すれ違う人たちがマスク越しでもわかる彼女の姿に向ける視線など、お構いなしといった様子だ。仲よく腕を組んだ3人は、近くのカラオケバーへと消えていった──。
この夜、深田と行動を共にしていた男女は渡部篤郎(53才)夫妻だった。深田と渡部は20年来のつきあいになるという。
「2002年のドラマ『First Love』(TBS系)で共演して以来の関係だそうです。主演の渡部さんが教師を、深田さんが渡部さんと禁断の愛に陥る教え子を演じていました」(テレビ局関係者)
その後も、2010年には『まっすぐな男』、2019年からは『ルパンの娘』(ともにフジテレビ系)で共演を重ね、いまでは、2016年に再婚した渡部の妻ともすっかり心を許し合える仲になったようだ。
「渡部さんは一見怖そうですが、若手の面倒見がいいんです。年下の俳優とも意気投合すれば、先輩後輩関係なく、気軽に買い物に行ったり、飲みに出かけたりする。深田さんにも早い段階で妻を紹介したそうです」(前出・テレビ局関係者)
その関係は、深田が仕事をセーブしている間も続いたようだ。昨年5月末、深田は仕事を終えた直後に倒れ、控えていたドラマを降板。「適応障害」と診断され、それ以降休養に入った。
「当時の彼女は忙しすぎました。長時間の撮影を連日こなし、さらにCMの撮影も数本重なった。心も体もボロボロだったと思います。本人も“当時は仕事を頑張りすぎていた”と口にするほどでした」(芸能関係者)