都庁の庁舎内でみだらな行為
東京・西新宿のビル群にそびえたつ東京都庁。地上48階・地下3階建ての広大な庁舎内では、中年の都職員が人目を忍び、公務ならぬ「私事」に及んでいた。
昨年9月、東京都はオリンピック・パラリンピック準備局の男性副参事(52)と福祉保健局の女性主事(49)を、いずれも停職3か月の懲戒処分にしたと発表した。
都によると、2人は2012年8月から2013年3月にかけて、庁舎内の業務用パソコンで281通もの私用メールを送り合った。
2013年には男性職員が女性職員を誘い、都庁内で、2度にわたってみだらな行為を行なった。2人は職場の同僚で、女性職員は都の聞き取りに、「肉体関係を迫られて断われなかった」と告白。2人が送り合ったメールには、都庁内で人知れず行なった性行為の感想を赤裸々に語り合う内容が含まれていたという。
2019年に都の公益通報窓口に届け出があり、内部調査を行なった結果、不適切な行為が認定された。
「調査では執務室のあるフロアで行為を行なったことが分かりましたが、人目につかない場所だったようです。当人たちの聞き取りによると、体を触る程度だったと話しています」(東京都総務局人事部)
2017年には、兵庫県の西宮市役所に勤務する、ともに既婚の女性係長(40)と男性副主査(35)が、庁舎内で複数回、みだらな行為を繰り返していたことが発覚した。
公に尽くす立場であることを忘れてもらっては困る。
※週刊ポスト2022年5月6・13日号