冒頭のラジオ終わりには別々に帰宅したコンビだが、下積み時代には同居していたほどで、仲の良さは有名だ。現在はワタナベエンターテインメント所属も、出身はNSC吉本総合芸能学院大阪校。20代半ばだった2005年。人生初めての恋人にうつつを抜かして、お笑いを引退していた中岡を、NSCの先輩だったコカドが誘って、再びお笑いの世界に戻ってきたという過去がある。
「年齢は中岡さんのほうが上ですが、NSCに入ったのはコカドさんのほうが先なので、先輩になります。同居していた頃は、中岡さんがコカドさんのために食事を作ったりと、コンビというよりマブダチに近い関係だったそう。
中岡さんのイジられっぷり、ボケっぷりを増幅させているボサボサ長髪とメガネも全てコカドさんのプロデュース。中岡さんのブレイクは、相方のサポートがあってのものです。いま思えば、吉本を辞め芸人も引退していた彼をこの世界に引き戻したのもコカドさんですし、中岡さんは頭が上がらないでしょうね」(前出・お笑いライター)
2015年の「キングオブコント」で3位に入ったものも含めて、これまでのネタや演出は、全てコカドが担当してきた。「初めて中岡さんがネタを考えた6月の単独ライブは、ファンだけでなく業界内でも注目されそうです」(芸能関係者)。
今後の夢は「55才でハワイでコントすること」とも話す生粋のコントコンビ「ロッチ」。テレビ露出が多くて“ポスト出川”と呼ばれる中岡の活躍は、コンビの人気継続のためにも、今後も欠かせない。