太田光の仕事終わりを目撃(2021年2月)
他局が正統派スタイルで勝負スタイルするなか、ある意味では“ゲリラ戦法”を選んだTBS。ただ、太田の起用がリスキーなのは紛れもない事実だ。
「真面目に政局の行方が気になる層は、太田が司会のTBSを選ばないはず。太田を起用すれば、“ハプニング”を求める視聴者層を前回以上に取り込めるでしょうが、前回については、太田の“口撃”に遭った自民党のみならず、野党からも不満の声が寄せられたと太田は明かしています。さらに、『太田が中立ではない』という批判の声もありました。太田がやり過ぎると、他のTBSの報道番組まで政治家の取材がやりにくくなる危険性はあります。
暴走を防ぐには、相方の田中裕二を一緒に起用するのが一番ですが、それで太田の“毒”が薄まるようでは太田を起用した意味がない。ある程度の数字が取れれば仕方ないと割り切ったからこそ太田を使ったわけで、いわば“毒を食らわば皿まで”といった心境でしょう」(同上)
参院選はタレント候補も多いだけに、“芸能人対決”も見もの。喝采を浴びるのか、再び炎上するのか、選挙戦の行方よりよほど注目である。