「『歌舞伎町卍會』という団体の登録はこちらではしておりませんし、会員の方の名前での登録もございません。新宿区のほうとも連携しておらず、まったく関係はございません」
公的機関に認められた組織であることを強調して、少年少女たちに“安全な団体”であることを伝えようとしていたのだろうか。実際に、炊き出しで小川容疑者の作ったパスタを食べたことがあるという少年(15)は、「見た目は派手だけど、もらったご飯はおいしかったし、優しかった。逮捕されたと聞いた時は『何で?』と驚いた。周りもみんなショックを受けている」という。
だが一方で、彼に疑問の目を向ける人も多かったという。
「トー横に集まる少女の中には、彼を嫌がる子たちもいた。『ハウルは自分の好みの女の子だとしつこくLINEの交換を要求し、夜中の飲酒も容認している』『部屋に呼ばれた子もいて、とにかく気持ち悪いと話していた』というのです。
今回の逮捕に至る前にも、所轄には小川容疑者についてトー横キッズからの通報が複数きており、警察は、春にはすでに彼をマークしていたと言います。実はトー横キッズたちの『告発』が逮捕に繋がったのです」(前出・社会部記者)
警視庁は今後、小川容疑者の余罪を追及していくという。