ライフ

コンビニの白ワインを専門家が採点 「10点」「香り満点」1位に選ばれたのは?

コンビニの白ワインを専門家はどう見る?(左は大宮勝雄氏、右は遠藤利三郎氏)

コンビニの白ワインを専門家はどう見る?(左は大宮勝雄氏、右は遠藤利三郎氏)

 ワイン=高いものというイメージは過去のもの。コンビニに行けば、安くて美味しいワインが揃っている。ワイン通の大宮勝雄氏、遠藤利三郎氏、柳沼淳子氏の3氏にコンビニの白ワインをジャッジしてもらった。

【審査方法:用意したワインの中を相対的に評価し、審査員各自が10点満点で採点を行なった。総合点は審査員3人の点数を合計した】

 1位に輝いたのは、ローソンの『カーサ・スべルカソー シャルドネ』(750ml 598円)。遠藤氏が10点を付けたほか、総合で27点を獲得した。3氏はこう語る。

「香り満点。クリーム系の海の幸のコロッケに合う」(大宮)
「よく熟した桃や洋梨の香り。ボリュームもしっかりある」(遠藤)
「500円台とは思えないバランスのよさ。コスパ最高」(柳沼)

 2位は26点を獲得した2品。1品目はセブン-イレブンの『マールボロ ブリーズ・ヴァレー ソーヴィニヨン・ブラン』(750ml 1408円)だ。

「香りは高得点。厚みがあり、白身魚のムニエルに◎」(大宮)
「華やかなフルーツの香りが豊かに広がる」(遠藤)
「酸のバランスが心地よく、爽やかな美味しさ」(柳沼)

 そして2品目は、ミニストップの『コラーレ カタラット ミニストップ』(750ml 583円)。

「甘味が強い。アペリティフ(食前酒)に向いている」(大宮)
「香り爽やか。太陽豊かなシチリアならではのコスパ」(遠藤)
「500円台とは思えない果実味。今回1番買いたいワイン」(柳沼)

 このほか3氏は、ソーヴィニヨン・ブラン、シャルドネ、ボルドー他、品種別に16品をテイスティング。別掲の表を参考に、白ワインをお楽しみ頂きたい。

【プロフィール】
大宮勝雄氏/1950年生まれ。フランスなど海外での修業を経て、地元浅草で洋食レストランを開店。テレビの料理番組などでも活躍。

遠藤利三郎氏/1962年生まれ。J.S.A.認定ソムリエ。早稲田大学オープンカレッジ講師、日本ワイナリーアワード審議委員長などを務める。

柳沼淳子氏/1978年生まれ。J.S.A.認定シニアワインエキスパート。フリーアナウンサー。ボルドー騎士、シャンパーニュ・ペリエジュエ騎士。

撮影/中庭愉生

※週刊ポスト2022年7月1日号

関連記事

トピックス

5月に入り病状が急変し、帰らぬ人となった中尾彬さん
【中尾彬さん逝去】数か月体調優れず、5月に入って容体が急変 葬儀は近親者のみ、妻・池波志乃さんは憔悴しながらも参列者に感謝
女性セブン
女子ゴルフ界の新星として注目を集める清本美波
【プロテストでトップ合格】女子ゴルフ界の新星・清本美波、女子大生と二足のわらじを履く18歳「目標はタイガー・ウッズ」
週刊ポスト
詐取の疑いで逮捕された元宝塚“大滝子”こと光原エミカ(HPより)
《『水ダウ』ざます企画に出演》元宝塚・月組トップスターが現金1000万円詐取の疑いで逮捕「ディナーショーが8万円に値上がり」ファンが察知した違和感
NEWSポストセブン
全国赤十字大会ではスピーチに目を潤ませる場面もあった(4月、東京・千代田区。写真/JMPA)
『虎に翼』を楽しんでいらっしゃる雅子さまと愛子さま 女性天皇への期待高まるなか、揺れるお立場に「日本初の女性弁護士の物語」を重ねられて
女性セブン
杉咲花と若葉竜也に熱愛が発覚
【初ロマンススクープ】杉咲花が若葉竜也と交際!自宅でお泊り 『アンメット』での共演を機に距離縮まる
女性セブン
亡くなったシャニさん
《7か月を経て…》ハマスに半裸で連行された22歳女性が無言の帰宅、公表された最期の姿「遺体の状態は良好」「肌もタトゥーもきれいに見える」
NEWSポストセブン
中尾彬さん(時事通信フォト)
《“ねじねじ”で愛された中尾彬さん(81)が急逝》大病を機に始めていた“終活”、コワモテ俳優からコメンテーターとして人気を博した晩年
NEWSポストセブン
フジコ・ヘミングさん(撮影:中嶌英雄)
《フジコ・ヘミングさん追悼》「黒柳徹子さんがくれたお土産」「三輪明宏さんが家に来る時は慌てて…」密着した写真家が明かす“意外な交友関係”
NEWSポストセブン
ギャンブル好きだったことでも有名
【徳光和夫が明かす『妻の認知症』】「買い物に行ってくる」と出かけたまま戻らない失踪トラブル…助け合いながら向き合う「日々の困難」
女性セブン
破局報道が出た2人(SNSより)
《井上咲楽“破局スピード報告”の意外な理由》事務所の大先輩二人に「隠し通せなかった嘘」オズワルド畠中との交際2年半でピリオド
NEWSポストセブン
河村勇輝(共同通信)と中森美琴(自身のInstagram)
《フリフリピンクコーデで観戦》バスケ・河村勇輝の「アイドル彼女」に迫る“海外生活”Xデー
NEWSポストセブン
ポジティブキャラだが涙もろい一面も
【独立から4年】手越祐也が語る涙の理由「一度離れた人も絶対にわかってくれる」「芸能界を変えていくことはずっと抱いてきた目標です」
女性セブン