確かに腕や首はやせ細り、かつての威厳ある風格は影を潜めていた。だが、一方ではこんな期待の声も聞かれる。
「通院は検査を含めたもので、心配されるような重病ではないようです。奥様だけでなく、息子さん夫婦がそばにいることも支えになっていて、体調がいい日も増え、食欲も旺盛だと聞いています。仕事については、ご本人としては、あくまで『コロナ禍で仕事を控えている』という感じのようで、“復帰”の予定もきちんと立てているそうです」(前出・広告代理店関係者)
現在の様子について、事務所に問い合わせたところ、次のような回答があった。
「一昨年、古谷一行は突然見舞われた大病にも打ち勝ち、今後の仕事に向かうべく日々健康に気をつけ、過ごしております。現在、本人の日常は、好きな物を食べたり、行きつけのお店に出かけたり、トレーニングに通ったりと、体力作りにも励んでおります。体重が落ちたせいも有り、皆様には余計なご心配をおかけしてしまった様子ですが、どうぞご心配無き様に……」
役者には定年がないとはいえ、年齢を考えると引退の二文字が脳裏をよぎってもおかしくはない。だが、いまの古谷にその考えはないという。あるのは、「もう一度、役者として」──不屈の心だけだ。
※女性セブン2022年8月11日号