守備は巨人のウォーカー並みとも…(時事通信フォト)

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 起用法にも疑問が残る。今季途中加入したペドロ・レビーラは典型的なケースだ。今季キューバリーグで74試合出場し、打率.313、26本塁打をマークした長距離砲は6月に育成枠で入団。7月27日に支配下昇格すると、1軍昇格した同月30日の広島戦に「6番・左翼」で1軍デビューを飾り、来日初安打初アーチの活躍で勝利に貢献する。ところが、8月5日のDeNA戦では左翼の守備で5回に神里和毅の打球で目測を誤り三塁打に。6回も牧秀悟の左中間の打球にグラブが届かず二塁打にした。先発のエース・大野雄大は拙守に泣かされる形で7敗目を喫した。

 中日を取材するスポーツ紙記者は「レビーラを左翼で起用することが間違っているとは思いません。巨人のウォーカーみたいに打撃で成功するケースもありますから」と前置きした上で、こう続ける。

「レビーラの本職は一塁と捕手。外野を守ったことがない。それにもかかわらず来日してからファームで一度も外野を守っていません。ビシエドが一塁を守るのは分かり切っていることです。なぜファームにいる時にレビーラを左翼で守らせて実戦経験を積ませなかったのか。強いチームだったら1軍と2軍で情報を共有してこんな起用法にはならないのではないか。レビーラがミスをしたのが悪いのではなく、突貫工事の起用法に問題と見られても仕方ありません。レビーラも繊細な性格なので、打撃に影響が出ないか心配です」

 低迷する現状でチームを変革するのは難しい。立浪監督は難しいかじ取りを担うが、星野仙一、落合博満の両氏ら名将の下で現役時代に「強い中日」の主力としてプレーした経験を持つ。指揮官としてチームを立て直せるか――。

根尾の投手転向も話題に(時事通信フォト)

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京田の起用もファンの関心が高い(時事通信フォト)

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キャンプでは若手選手を鍛えていた中村コーチ(中央)。右はブライト健太

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