中国ではこの時代の明菜と同じメイクが流行中(写真は1988年撮影)

2014年以来の出演はあるか(写真は1988年撮影)

 2人がそろって出演するだけでなく、ステージで共演でもすれば大きな話題になることは確実。ただ、それで紅白が当分安泰かといえば、それはまた別の話だ。

「かつては“大晦日に家族揃って紅白を見る”というのが1つの文化でしたが、今や家族そろってテレビを見る機会は本当に減っています。若者の興味は、動画配信サービス、動画サイト、SNSなどに完全に移っており、どんな大物が紅白に出ようが、それが視聴率の底上げに繋がることはないでしょう。若者向けにシフトすれば、コア視聴者層の中高年にはそっぽを向かれる。だからといって中高年に刺さる内容にすれば、若者は完全にテレビから離れてしまう。難しいさじ加減を求められているのが今のテレビマンです。

 それでも紅白が生き延びていくためには、いかに“紅白でなければ見られないコンテンツ”を用意できるかが勝負。近年は出場辞退する歌手や、はなから出場する気がない歌手も少なくありませんが、そういったアーティストを引きずり出す、普段はまったくテレビに出ないアーティストにオファーする、ラストステージや復活の場を提供する、夢のような共演を実現させるといった努力をしなければ、近い将来“役割を終えた”という関係者のコメントとともに幕を下ろすことになるでしょう」(キー局関係者)

 NHKとしては“目玉”として聖子と明菜の出演は何としても実現したいところだが、2人の“女王”はどんな決断を下すのか――。

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