裏表のない性格の高岸は現場でも人気者だ。
「高岸君からは“話しかけやすいオーラ”が出ています。大河の現場でも可愛がられるし、主演の小栗(旬)さんからも話しかけられていました。僕も芸人の先輩という立場からしても、(高岸君が)いると話したいと思うし、実際に話しかけちゃいますし」(同前)
ドラマは鎌倉幕府内の権力闘争で登場人物が次々と命を落とす後半に突入。史実に従えば、高岸が演じる仁田忠常もまもなく物語から退場することになる。
「芝居は緩急ですからね。悲劇があるから喜劇が光るし、喜劇があるから悲劇が際立つ。笑いのあとに悲しさが出てくると、余計に心を打つんですよね」(松村)
高岸なら、最期を迎える悲しいシーンも「やればできる!」のか。
※週刊ポスト2022年9月2日号