「僕と杏里は似た者同士なんです。杏里もいろんな人に迷惑をかけてきたし、僕も同じ。FtM(Female to Male)、“おなべ”として生きてきた中で、父親や家族に対していろんな心配や迷惑をかけてきた。お互いもちろん状況は違うけど、人に迷惑をかけながら自分の境遇に傷ついてきた僕らは本当に似てると思う。
僕はバツイチなのですが、以前の離婚の時は終わらせたい一心でしたけど、今回は終わらせたいなんて微塵も感じない。むしろ杏里と生涯添い遂げて死んでいきたいとすら思うほどです。まだまだ未来を信じて歩んでいきたいと思えているんです」
精神科にも「うん、ちゃんと行く」
進一さんは8月19日、「杏里には一度、精神科なり医療的な処置を受けてほしい」と話していた。復縁に向けて診療を受けるのか尋ねると、進一さんは涙で声を震わせた。
「その話も22日にしました。『杏里が暴れたりしてしまうのはやはり問題だと思う、僕は病院に行ったほうがいいと思う』と話をしたら、『うん、ちゃんと行く』と。杏里がここまで素直に僕の言うことを受け入れたことはありませんでした。ようやくわかってくれたんだと涙が出るほど嬉しくて……だめだ、今思い出しても、泣けてくる(涙を流す)。
離婚だ離婚だと言いながら、僕は杏里の病院のこともずっと調べていて、何件か当てはあるんです。だからそのどこかに行こうかとふたりで話しています」
別居状態も解消し、今後もともに歩んでいくことに決めたというふたり。今回の騒動の反省を活かし、「今後はSNSにも個人的な感情について発信することはやめようと杏里とも話をしました」という。
「取材についても今後は受けないことにして、とりあえずは二人の穏やかな暮らしを立て直していこうと思っています。僕はとにかくこのまま頑張って仕事を続けて稼ぎを増やして、今は雇われオーナーの身ですが、いずれはオーナーとして店を持ちたい」