中村芝翫が密会を繰り返していた40代の一般女性・Aさん
三田にも話を聞くと、戸惑いながらも丁寧に応じた。
──いつから別居を?
「5月頃ですね。細かく説明するような話ではないんですけど、お隣の家がリフォームの工事中で地響きが凄くて、主人が家にいたら気持ち悪くなっちゃったみたいで。工事は8月末までとのことで、そのまま別宅にいるようになったんです。息子2人がコロナにかかっちゃったこともありましたし」
──芝翫さんの別宅をAさんが訪れていましたが。
「そうですか……。まぁ、私も主人もいい大人ですし、本当に主人は主人、私は私で。皆さんにご迷惑をかけないように、ちゃんと仕事させていただこうという認識です。それ以上はもう本人に聞いていただいた方がいいと思います」
──工事が終われば芝翫さんは自宅に戻る?
「そう言っておりますけど、主人が今の生活がいいというのであれば、そうなりますし、私が決めることではないので。もういい大人ですし、自分で考えて、決めるのだと思います」
──離婚という選択肢はないのですか?
「その予定はないですね」
そう話すと、頭を下げて去って行った。「梨園の妻」の鑑のような対応である。
※週刊ポスト2022年9月9日号