「肩こり・不眠・疲労感」を抱える小学生が激増
事実、アップル創業者のスティーブ・ジョブズは、自分の子供には決してスマホを使わせなかった。デジタル端末を使い続けると脳の発達が止まり、対人関係にも支障をきたす可能性があることを知っていたのかもしれない。
「Facebook(現・メタ)社は、特に10代の少女がInstagramを使用することで、うつや摂食障害、希死念慮などの精神的な問題を抱えやすくなるという調査結果を隠ぺいし、アメリカやイギリスで大きな社会問題となりました。
また、コロナ禍になってから、アメリカやヨーロッパでは体がけいれんしたり突発的に声が出たりするチック症を抱えた10代の少女が急激に増えました。10代の少女のチックは珍しいため、各国の医師が調査したところ、日本でも若年層に絶大な人気を誇るTikTokを日常的に使用していたという共通点が明らかになりました」(磯村さん)
とはいえ、スマホやタブレットはいまや子供の生活に欠かせず、学習にも当たり前に使うもの。だからこそ、大人がスマホとの正しい距離感や、適切な使い方を示す必要がある。川島さんは、子供の行動は親の鏡だと話す。
「親が家でずっとスマホを見ていれば、子供は当然、そのまねをします。せめて、食事中や家族の団らん中はスマホを見ないなど、ルールをつくり、家族全員でそれを守ってほしい」
※女性セブン2022年9月8日号
「1日4時間スマホを使う子」は成績が落ちる
脳内が“ゴミ屋敷”になる
デジタル機器の使いすぎは、脳に深刻なダメージを与える
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