親しみやすさの塊

親しみやすさの塊

 水卜アナを入社時から見てきた元日テレの馬場典子アナ(フリー・大阪芸術大学教授)が振り返る。

「当時新番組だった『ヒルナンデス!』にミトちゃんが起用されたのが入社2年目の春でしたが、その年のアナウンサー採用面接で、ほとんどの学生が好きなアナウンサーとしてミトちゃんの名前をあげていました。あんなに短期間で視聴者の心を掴んでいったアナウンサーはなかなかいません。

 実は同時期に始まった『ZIP!』もミトちゃんの起用を考えていたそうです。入社1年目の終わりにはすでに、視聴者よりも早く、百戦錬磨のプロデューサーたちの心も掴んでいたのだと思います」

 その理由について、馬場アナはこう話す。

「先輩の藤井恒久アナが『アナウンサーに一番必要な“力”は、アナウンス力や取材力などたくさんあるけれど、一言で言うなら人間力』とおっしゃっていて、私も大学の学生たちに伝え続けているのですが、ミトちゃんは、まさに人間力がとても高いんです。

 間近で見ていて感心したのが、どんなに忙しくても、“私忙しいんです”オーラを出さないこと。いつも明るい雰囲気や感謝の言葉を忘れない。周りも、自分も、よく見えていないとできないことですし、実はアナウンサーにとってもこうした視野は大切です」

(第2回に続く)

※週刊ポスト2022年9月9日号

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