1週間はがまん!食べてはいけないもの・食べるべきものリスト
便秘解消には野菜よりも白米を食べる
いくら短期間で体重を落としたいからといって、食べないダイエットや極端な糖質制限はご法度。食事を抜けば当然、すぐに体重は落ちるが、その分体が飢餓状態になり、通常の食生活に戻したときにリバウンドしやすくなる。また、断食や糖質制限は便秘を悪化させるとも。
「実は、炭水化物を抜いて野菜ばかり食べている人ほど、便秘になりやすいのです。野菜に多く含まれる不溶性食物繊維は便のかさを増しますが、同時に便を硬くするので、内臓機能が低下している人が野菜ばかり食べていると、便が出にくくなる。野菜だけでなく、たんぱく質と、炭水化物の中でも水分の多い白米をしっかり食べるようにしてください」
東洋医学的には、白米は「五臓六腑の気を養い、脾(≒胃腸)の機能を整える」食べ物。一方、ビタミンなどが豊富でダイエットに役立つとされる玄米は消化に悪く、水太りや冷えで胃腸が弱っているときは、あまりおすすめできない。
「玄米はダイエット向きの食品ではありますが、同時に胃腸に負担をかけます。脾が弱っているときは、白米に大麦を混ぜたり、みそ汁にオートミールをかけたりして、胃腸に負担のかからない水溶性の食物繊維を補うといいでしょう。朝食で食物繊維を摂ると、一日中腸で働いて、老廃物を絡め取って排出を促してくれます。
胃腸の機能を改善するには、いんげん豆やえんどう豆、とうもろこしなどがおすすめ。カリウムが余分な水分の排出を促すので、きゅうりやすいか、冬瓜なども積極的に摂ってほしい」(植木さん)
生の野菜は体を冷やすため、できるだけ加熱して食べるのが◎。寿司や刺身などの生ものや甘いお菓子、お酒も、1週間だけがまんして。急に増えた体重は、工夫次第で簡単に落とせる。今週は少しだけ頑張って「デトックスウイーク」にしよう。
※女性セブン2022年9月15日号