芸能

朝ドラ&大河に同時出演!山中崇「理想的上司とマロモード」ギャップから目が離せない

山中崇

山中崇は朝ドラと大河に同時出演!

 話題を呼ぶNHKの2大ドラマ、朝ドラ『ちむどんどん』と大河『鎌倉殿の13人』。その両方に出演しているのが、山中崇(44才)だ。異なる役柄でのギャップが話題を呼んでいる山本について、コラムニストで時代劇研究家のペリー荻野さんが解説する。

 * * *
 朝ドラ『ちむどんどん』と大河ドラマ『鎌倉殿の13人』。両方を観ている人は、「山中崇のギャップが面白すぎる」と思っているはず。

『ちむどんどん』では、ヒロイン暢子(黒島結菜)の夫・和彦(宮沢氷魚)の元上司・田良島役。田良島は新聞社の記者だった和彦に、デスクとして、厳しくもあたたかいアドバイスをするほか、暢子との交際に反対する和彦の母・重子(鈴木保奈美)が会社に乗り込んでくると「無駄ですよ。若者はいつも自分の力で障害を乗り越える」などとおとな対応。退社してフリーの物書きになった和彦の売り込みを手伝ってくれたり、暢子が開いた沖縄料理店の来客第一号になってくれたり、ふたりの応援を続ける。

 一方、『鎌倉殿』では、鎌倉幕府の執権となった北条時政(坂東彌十郎)とりく(宮沢りえ)の“婿殿”平賀朝雅役だ。京都守護として、三代将軍・源実朝(柿澤勇人)の正室を都から迎えようと後鳥羽上皇(尾上松也)にお願いなどする。朝雅は鎌倉の武将でありながら、立ち振る舞いやヒゲなどもどこかお公家風。

 りくに御家人たちからの貢物を持っていってよいと言われて、手に取ったのは赤い扇。作り笑いの声も「おっほっほ~」と聞こえるし、りくが生んだ政範が十代半ばで大出世したと知ると「素晴らしい~~~」と上ずった声で絶賛する。私は勝手に「マロモード」と呼んでいるが、こういう顔もとっても面白い。

 しかも、平賀朝雅は、この後、大事件のキーマンとなるのである。そのきっかけとも言える場面は、すでに出てきた。都で源仲章(生田斗真)に「あなた、自分で執権別当になる気は?」などと声をかけられ、はじめは本気にしなかったものの、執権の跡取り候補の政範がいなくなれば事情が変わると言われて、朝雅の表情は微妙に変わったような…。そして、政範は朝雅に迎えられ、京に入ったわずか二日後に謎の死を遂げるのだ。怪しい。怪しすぎる!

関連キーワード

トピックス

所属事務所は不倫を否定(時事通信フォト)
《星野源と新垣結衣が完全否定》「ネカフェ生活」NHK・林田理沙アナとの疑惑拡散の背景「事務所が異例の高速対応」をした理由
NEWSポストセブン
幼稚園をご訪問され、子供たちに声を掛けられた天皇陛下
天皇皇后両陛下が幼稚園をご訪問 工作の様子を見守られ「どんなものができるのかな」と笑顔で声をかけられる場面も
女性セブン
杉咲花と若葉竜也に熱愛が発覚
【初ロマンススクープ】杉咲花が若葉竜也と交際!自宅でお泊り 『アンメット』での共演を機に距離縮まる
女性セブン
5月に入り病状が急変し、帰らぬ人となった中尾彬さん
【中尾彬さん逝去】数か月体調優れず、5月に入って容体が急変 葬儀は近親者のみ、妻・池波志乃さんは憔悴しながらも参列者に感謝
女性セブン
スキャンダル写真で芸能界を震撼させた『BUBKA』
《90年代アイドルを震撼させた月刊誌『BUBKA(ブブカ)』》の創刊編集長が急死していた スキャンダル写真で物議「スクープ100万円」「複数訴訟」の全盛期
NEWSポストセブン
新しいヘアースタイルの大谷翔平
《大谷翔平の新ヘアスタイル》“切ってもらうと成績が向上する”と評判の美容師が担当 ソウルで水原被告と一緒にカット、料金は大谷が支払う
女性セブン
全国赤十字大会ではスピーチに目を潤ませる場面もあった(4月、東京・千代田区。写真/JMPA)
『虎に翼』を楽しんでいらっしゃる雅子さまと愛子さま 女性天皇への期待高まるなか、揺れるお立場に「日本初の女性弁護士の物語」を重ねられて
女性セブン
女子ゴルフ界の新星として注目を集める清本美波
【プロテストでトップ合格】女子ゴルフ界の新星・清本美波、女子大生と二足のわらじを履く18歳「目標はタイガー・ウッズ」
週刊ポスト
フリーになるも苦戦が続く上重聡アナ
《超大型連休続く?》元日テレ・上重聡アナ、「交渉しまして」古巣復帰の苦境 根強い“利益供与問題”のイメージ、自虐ネタに活路か
NEWSポストセブン
詐取の疑いで逮捕された元宝塚“大滝子”こと光原エミカ(HPより)
《『水ダウ』ざます企画に出演》元宝塚・月組トップスターが現金1000万円詐取の疑いで逮捕「ディナーショーが8万円に値上がり」ファンが察知した違和感
NEWSポストセブン
亡くなったシャニさん
《7か月を経て…》ハマスに半裸で連行された22歳女性が無言の帰宅、公表された最期の姿「遺体の状態は良好」「肌もタトゥーもきれいに見える」
NEWSポストセブン
中尾彬さん(時事通信フォト)
《“ねじねじ”で愛された中尾彬さん(81)が急逝》大病を機に始めていた“終活”、コワモテ俳優からコメンテーターとして人気を博した晩年
NEWSポストセブン