ライフ

『王様の耳』第2集発売記念 読者が明かす私の秘密「犬の散歩でビニール袋に入れたのは…」

『王様の耳』のオーナー・鳳の体内には他人の秘密が蓄積されているという

『王様の耳』のオーナー・鳳の体内には他人の秘密が蓄積されているという

 テレビドラマ化もされたヒット作『いいね!光源氏くん』などの作者・えすとえむさんが『女性セブン』に連載する『王様の耳 秘密のバーへようこそ』の単行本第2集が発売され、話題を呼んでいる。

 どんな秘密にも値段を付けて買い取るバー「王様の耳」を舞台に描かれる本作の魅力は、予想を裏切るストーリー展開と、謎めいた登場人物たち。バーを訪れる個性的な客もさることながら、買い取った秘密を液体にして飲んで生きながらえているというオーナー・鳳麟太郎(おおとりりんたろう)は人間ですらなさそう。人気ニュース番組のキャスターでバーの常連・滝口あかりは「やっかいな嘘つき」で、嘘か本当かわからない情報で鳳を幻惑するが、しかし「強い秘密を抱える者だけが持つ強い香り」がするという。鳳のバディとして働くシバケンは、爽やかなイケメンで、唯一“真っ当”に見えたが、第2集では、実はシバケンに大きな秘密があるかもしれないことが示唆される。

 鳳は第2集でこんなことを嘯く。

「そもそも出会った人間がどんな秘密を抱えているかなんてわからないもんだろう?」

 そこで、読者の皆さんから寄せられたアッと驚く“秘密”を紹介する。笑えるものから眉をひそめるもの、深い後悔を伴うもの、同情を禁じ得ないものまで実に様々だ──。

元旦那に隠れて高級車1台分くらいの貯金

◎女友達のアパートに泊まって2人で飲んでいたとき、飲みすぎて、そのまま絨毯の上で寝てしまいました。違和感を覚えて夜中に目が覚めると、なんと、おしっこを漏らしていました。隣の部屋で寝ていた友達が起きてくる気配がしたので、おしっこよりはマシと考えて、咄嗟に残っていたビールをぶちまけて、証拠を隠滅しました。友達には寝ぼけてビールこぼしちゃった~と言ってタオルを借り掃除をしましたが、それを手伝ってビール(おしっこ)にタオルをポンポンと押しつけ拭き取る友達の姿に罪悪感。数年経ちますが誰にも話したことはありません。(40代・女性)

◎15年前に子供を連れてDV夫と離婚をしました。その際、元旦那に「お前なんかに1円もやるか! 金もないしなんの取り柄もない、女の魅力もないし、のたれ死ね」と罵られ、子供には「こんなやつについていったらネズミが走る家になるぞ!」と脅しのようなことを言っていましたが、実は離婚を決めたのはもっと前。

 少しずつ生活費から節約して、子供と私の名義で貯金していました。元旦那は、私と子供を無一文で追い出したと思っていますが、本当は高級車1台くらい買える貯金があり、子供と出た後は、日頃は質素に暮らしつつも、誕生日などは東京ディズニーランドに遊びにも行っていました。元旦那は離婚後、風の噂で、株投資に失敗し職も変わり貧乏暮らしをしているとのこと。心でガッツポーズです。子供を守るための秘密でした。(50代・女性)

◎新大阪駅でスカウトされ、東京のプロダクションに所属してAV出演しました。当時42才だったので熟女モノです。もしかしたらネット上にまだ映像があるかもしれません。素人奥様モノに5本くらい出演しました。もちろん芸名、年齢も微妙に詐称、素人です!は嘘です。

 当時はスタイルもよく、スカウトされるだけの美貌はありましたが、悲しいかな、今はもうただのデブのおばさんで見る影もありません。若い頃からすっぴん人間で、撮影のときにプロのヘアメイクによって大変身したので、私を知っている人がそのときの作品を見たとしても、誰も気づかないと思います。ヘアメイクの力ってすごいなぁと感動しました。現場のスタッフさんもみんな優しくて、男優さんもイケメン! 夫が知ったら離婚沙汰になるような内容ですが、お金もたくさんもらえたし、ちょっぴり楽しかった思い出でもあり、私の最大の秘密です。

 夫と結婚したので引退しました。今は平凡な公務員の妻です。(50代・女性)

◎父と母との3人暮らしで、リビングと自室にはそれぞれテレビがあります。自室のテレビにはストリーミングデバイスを繋げているのですが、昼間、父の在宅中に自室でテレビを見ていると、急に画面が切り替わりAVが流れてきました。父は何のボタンかわからず私のテレビに繋げてしまったのだろうなと思いつつ、私が画面を切り替えれば済むので何も言わずそっとしておきました。父も娘に知られたくないでしょうし……。

 ちなみにその後も何度か同じことがありましたがいまだに伝えておらず、心の内にしまっています。(20代・女性)

◎父が亡くなったとき、不倫の証拠がいくつも、あちこちから出てきたのを、母にバレないように消去しまくりました。(40代・女性)

関連記事

トピックス

全米の注目を集めたドジャース・山本由伸と、愛犬のカルロス(左/時事通信フォト、右/Instagramより)
《ハイブラ好きとのギャップ》山本由伸の母・由美さん思いな素顔…愛犬・カルロスを「シェルターで一緒に購入」 大阪時代は2人で庶民派焼肉へ…「イライラしている姿を見たことがない “純粋”な人柄とは
NEWSポストセブン
各地でクマの被害が相次いでいる
JR東日本はクマとの衝突で71件の輸送障害 保線作業員はクマ撃退スプレーを携行、出没状況を踏まえて忌避剤を散布 貨物列車と衝突すれば首都圏の生活に大きな影響出るか
NEWSポストセブン
真美子さんの帰国予定は(時事通信フォト)
《年末か来春か…大谷翔平の帰国タイミング予測》真美子さんを日本で待つ「大切な存在」、WBCで久々の帰省の可能性も 
NEWSポストセブン
(写真/イメージマート)
《全国で被害多発》クマ騒動とコロナ騒動の共通点 “新しい恐怖”にどう立ち向かえばいいのか【石原壮一郎氏が解説】
NEWSポストセブン
シェントーン寺院を訪問された天皇皇后両陛下の長女・愛子さま(2025年11月21日、撮影/横田紋子)
《ラオスご訪問で“お似合い”と絶賛の声》「すてきで何回もみちゃう」愛子さま、メンズライクなパンツスーツから一転 “定番色”ピンクの民族衣装をお召しに
NEWSポストセブン
ことし“冬眠しないクマ”は増えるのか? 熊研究の権威・坪田敏男教授が語る“リアルなクマ分析”「エサが足りずイライラ状態になっている」
ことし“冬眠しないクマ”は増えるのか? 熊研究の権威・坪田敏男教授が語る“リアルなクマ分析”「エサが足りずイライラ状態になっている」
NEWSポストセブン
“ポケットイン”で話題になった劉勁松アジア局長(時事通信フォト)
“両手ポケットイン”中国外交官が「ニコニコ笑顔」で「握手のため自ら手を差し伸べた」“意外な相手”とは【日中局長会議の動画がアジアで波紋】
NEWSポストセブン
11月10日、金屏風の前で婚約会見を行った歌舞伎俳優の中村橋之助と元乃木坂46で女優の能條愛未
《中村橋之助&能條愛未が歌舞伎界で12年9か月ぶりの金屏風会見》三田寛子、藤原紀香、前田愛…一家を支える完璧で最強な“梨園の妻”たち
女性セブン
土曜プレミアムで放送される映画『テルマエ・ロマエ』
《一連の騒動の影響は?》フジテレビ特番枠『土曜プレミアム』に異変 かつての映画枠『ゴールデン洋画劇場』に回帰か、それとも苦渋の選択か 
NEWSポストセブン
インドネシア人のレインハルト・シナガ受刑者(グレーター・マンチェスター警察HPより)
「2年間で136人の被害者」「犯行中の映像が3TB押収」イギリス史上最悪の“レイプ犯”、 地獄の刑務所生活で暴力に遭い「本国送還」求める【殺人以外で異例の“終身刑”】
NEWSポストセブン
“マエケン”こと前田健太投手(Instagramより)
“関東球団は諦めた”去就が注目される前田健太投手が“心変わり”か…元女子アナ妻との「家族愛」と「活躍の機会」の狭間で
NEWSポストセブン
ラオスを公式訪問されている天皇皇后両陛下の長女・愛子さまラオス訪問(2025年11月18日、撮影/横田紋子)
《何もかもが美しく素晴らしい》愛子さま、ラオスでの晩餐会で魅せた着物姿に上がる絶賛の声 「菊」「橘」など縁起の良い柄で示された“親善”のお気持ち
NEWSポストセブン