芸能

『舞いあがれ!』の天才子役・浅田芭路は「9歳で出演作品30本超」「長澤まさみが演技への情熱に感動」の華麗なる経歴

朝ドラを盛り上げる天才子役・浅田はろ(写真は本人のInstagramより)

朝ドラを盛り上げる天才子役・浅田芭路(写真は本人のInstagramより)

 103日から放送開始したNHK連続テレビ小説『舞いあがれ!』。様々な話題を振りまく“迷作”だった『ちむどんどん』の後を継ぐかたちでのスタートとなったが、早くも目の肥えた朝ドラファンを惹きつけている。その最大の要因が、ヒロイン・岩倉舞(福原遥)の幼少期を演じている9歳の女優浅田芭路(あさだ・はろ)だ。ネット上では〈リアクションが上手いし可愛い〉〈浅田芭路ちゃん主人公で半年みたい〉など彼女の魅力の虜になる人が相次いでいる。 

  物語の舞台は1994年の東大阪から始まったが、原因不明の発熱で小学校を休みがちの舞は環境を変えるために母・めぐみ(永作博美)の故郷で祖母(高畑淳子)が住む長崎・五島列島に引っ越すこととなる。『大切なことはみんな朝ドラが教えてくれた』(太田出版)の著者で朝ドラウォッチャーの幸和歌子氏は、この五島列島編での浅田の演技を絶賛する。 

 浅田さん心の問題からか、よく熱を出す少女を演じていますが、これまでの朝ドラヒロインに多い『元気で明るい子』像とはかなり違う役柄です。しかも人の気持ちを敏感に察してしまう一方、自分が思っていることをなかなか言い出せないという性格の持ち主。これは、言いたいことを言えないという現代社会で誰もが感じているストレスと共感されるところがあるのはもちろんのこと、浅田さんの演技からは、ただ自分の気持ちが言えないおとなしい子ではなく、子供ながらの好奇心旺盛な一面も秘めているという思いが滲み出ています。優しさや健気さ、繊細さと強さを内面に秘めた雰囲気がある。 

  まさに“セリフではなく表情で演じる”様子があり、見入ってしまいます。今後、五島列島の人々に馴染み、徐々に心も体も成長していく様を応援したくなる気にさせてしまうところも凄い。成長した舞役を演じるのは福原遥さんです。これまで浅田さんの舞台挨拶を聞いたことがありますが、浅田さん自身はハキハキして、しっかりした喋りの印象がありましたので、舞という役作りはもちろんあるのでしょうが、おっとり柔らかな福原遥さんの雰囲気や喋り口調に寄せているように感じます。舞という女の子が成長した姿を演じる福原さんの喋り口調に寄せているとしたら、まさに『恐ろしい子…!』という感じです(笑) 

 『ちむどんどん』にも出演した朝ドラの“常連” 

  浅田は女優の黒谷友香(46)などが名を連ねる芸能事務所「スペースクラフト」所属。2013年生まれでまだ9歳ながらすでに映画やドラマに30本以上出演富士通や早稲田アカデミーなど11社以上の広告に出演した経験を持つ「超売れっ子」子役だ。昨年は長澤まさみ主演の映画『MOTHER マザー』、今年はネットフリックスオリジナルのドラマ『新聞記者』に出演して注目を集めた。さらに近年は朝ドラの“常連”で、2019年の『なつぞら』、そして前作の朝ドラ『ちむどんどん』にもヒロイン暢子(黒島結菜)の幼なじみ智の妹役で出演している。

関連記事

トピックス

劉勁松・中国外務省アジア局長(時事通信フォト)
「普段はそういったことはしない人」中国外交官の“両手ポケットイン”動画が拡散、日本側に「頭下げ」疑惑…中国側の“パフォーマンス”との見方も
NEWSポストセブン
俳優の水上恒司が年上女性と真剣交際していることがわかった
【本人が語った「大事な存在」】水上恒司(26)、初ロマンスは“マギー似”の年上女性 直撃に「別に隠すようなことではないと思うので」と堂々宣言
NEWSポストセブン
佳子さまの「多幸感メイク」驚きの声(2025年11月9日、写真/JMPA)
《最旬の「多幸感メイク」に驚きの声》佳子さま、“ふわふわ清楚ワンピース”の装いでメイクの印象を一変させていた 美容関係者は「この“すっぴん風”はまさに今季のトレンド」と称賛
NEWSポストセブン
ラオスに滞在中の天皇皇后両陛下の長女・愛子さま(2025年11月18日、撮影/横田紋子)
《ラオスの民族衣装も》愛子さま、動きやすいパンツスタイルでご視察 現地に寄り添うお気持ちあふれるコーデ
NEWSポストセブン
俳優の水上恒司が真剣交際していることがわかった
水上恒司(26)『中学聖日記』から7年…マギー似美女と“庶民派スーパーデート” 取材に「はい、お付き合いしてます」とコメント
NEWSポストセブン
韓国のガールズグループ「AFTERSCHOOL」の元メンバーで女優のNANA(Instagramより)
《ほっそりボディに浮き出た「腹筋」に再注目》韓国アイドル・NANA、自宅に侵入した強盗犯の男を“返り討ち”に…男が病院に搬送  
NEWSポストセブン
ラオスに到着された天皇皇后両陛下の長女・愛子さま(2025年11月17日、撮影/横田紋子)
《初の外国公式訪問》愛子さま、母・雅子さまの“定番”デザインでラオスに到着 ペールブルーのセットアップに白の縁取りでメリハリのある上品な装い
NEWSポストセブン
全国でクマによる被害が相次いでいる(AFLO/時事通信フォト)
「“穴持たず”を見つけたら、ためらわずに撃て」猟師の間で言われている「冬眠しない熊」との対峙方法《戦前の日本で発生した恐怖のヒグマ事件》
NEWSポストセブン
ドジャース入団時、真美子さんのために“結んだ特別な契約”
《スイートルームで愛娘と…》なぜ真美子さんは夫人会メンバーと一緒に観戦しないの? 大谷翔平がドジャース入団時に結んでいた“特別な契約”
NEWSポストセブン
山上徹也被告の公判に妹が出廷
「お兄ちゃんが守ってやる」山上徹也被告が“信頼する妹”に送っていたメールの内容…兄妹間で共有していた“家庭への怒り”【妹は今日出廷】
NEWSポストセブン
靖国神社の春と秋の例大祭、8月15日の終戦の日にはほぼ欠かさず参拝してきた高市早苗・首相(時事通信フォト)
高市早苗・首相「靖国神社電撃参拝プラン」が浮上、“Xデー”は安倍元首相が12年前の在任中に参拝した12月26日か 外交的にも政治日程上も制約が少なくなるタイミング
週刊ポスト
三重県を訪問された天皇皇后両陛下(2025年11月8日、撮影/JMPA)
《季節感あふれるアレンジ術》雅子さまの“秋の装い”、トレンドと歴史が組み合わさったブラウンコーデがすごい理由「スカーフ1枚で見違えるスタイル」【専門家が解説】
NEWSポストセブン