芸能

知名度が利用されたか…綾瀬はるかの写真が証拠として法廷へ 母が被害を受けた投資トラブルに新展開

綾瀬はるかの写真が証拠として法廷へ

綾瀬はるかの写真が証拠として法廷へ(写真は2021年11月)

 昨年9月に本誌『女性セブン』が報じた“投資トラブル”が、新たな局面を迎える。「綾瀬はるか」の名前が、これから開かれる法廷で原告側の証拠として登場することになるという。関係者が明かした新証言とは──。

「あの“投資トラブル”を巡って、新たな裁判の準備が進んでいます。5億円もの返済を求める裁判で、原告側は綾瀬はるかさん(37才)が写った写真を証拠として裁判所に提出するようです。綾瀬さんと高齢夫婦の3ショット写真で、その写真が撮影された“シチュエーション”が問題視されているんです」

 顔をしかめながらそう明かしたのは、原告側の関係者だ。写真が持つ意味を知るには、まず投資トラブルについて振り返る必要がある。

 昨年9月、『女性セブン』は《綾瀬はるか 投資トラブル1億円の逆鱗》と題して、彼女の故郷である広島県などを舞台に起きた億単位の投資トラブルを報じた。

 地元で有名な税理士A氏が仲介役となり、3人組の投資グループが資産家たちから多額の“資金”を集めたが、その返済を巡ってトラブルになっているというもの。A氏や投資グループの説明によれば、厳密には「投資」ではなく「金銭消費貸借契約」という貸付であり、借りたお金を元手に投資グループが運用。まずは貸付金の「元本」を毎月3%ずつ返済していき、完済後は毎月3%ほどの利息を配当していくという話だった。つまり「年利36%」ということになる。現在、メガバンクの定期預金の金利が年0.002%であることを考えると、夢のような高金利だ。

 いわゆる“出資者”の多くは、老後の資産形成を目的とした高齢者で、その中のひとりが綾瀬の母親だった。綾瀬の個人事務所の代表を務めていた母親は、旧知の間柄だったA氏から、この“投資話”を持ち掛けられた。母親は「娘の将来のため」という思いで、2020年の春、個人事務所の資金から約1億円を出した。しかし甘い儲け話には、落とし穴があった。出資者のひとりが憤りながらこう語る。

「昨年3月頃から、それまで毎月支払われていた元本の返済が滞るようになったんです。当然、私たち出資者は一刻も早い返済を求めましたが、投資グループは『銀行口座が凍結された』、『外国送金なので時間がかかる』などと理由をつけて対応を進めず、こちらが解約と元本返済を求めても応じてくれなかった」

 返済が滞っている状況に業を煮やした出資者による、法廷闘争も始まっている。本誌がこのトラブルを報じた翌月の昨年10月、広島市在住の主婦・山本さん(仮名)が、「不当利得返還請求事件」として、投資グループの3人を訴えた。

 山本さんは2020年8月に8000万円を投資グループに貸し付けたが、提訴した時点でその半分近くが未返済のままだった。彼女は全額返済(残り約4000万円)を訴えたが、投資グループ側は「誤解が多い」、「そもそも解約は認められない」などと争う姿勢を見せていた。今年の6月、この裁判は、話し合いによって解決の道を探る「調停」へと移行したようだった。

綾瀬さんだけ返金された!

 冒頭の新たな返還訴訟は、投資グループと仲介役のA氏を相手に、出資者である宮下さん(仮名)と遠藤さん(仮名)らが起こすものだ。

「2人は合計で5億円以上を投資グループに貸し付けており、全額の返済を求める裁判になる。その法廷に、綾瀬さんが写った写真が証拠資料として提出されると聞いています。綾瀬さんと一緒に写っているのは、原告の宮下さんとその奥さんです。11月中旬に提訴する予定で準備が進められています」(宮下さんの知人)

 写真が撮影されたのは2020年の夏頃で、綾瀬の母親が出資したすぐ後だとみられる。その会をセッティングしたのはA氏だったという。

「場所は広島市内の和食店の個室で、参加者はA氏と宮下さん夫妻、そして綾瀬さんだったと聞いています。宮下さんはこのパーティーで綾瀬さんを紹介され、A氏や投資の話を本気で信じ込んだ。だって大河ドラマで主演を務めた国民的女優を連れてきて、彼女の前で、その投資話をするんですから。

 しかし、実際はお金は戻ってきていません。裁判に提出する予定の写真は、パーティーがお開きになる際、A氏にすすめられて綾瀬さんと記念撮影をしたときのもののようです」(前出・宮下さんの知人)

関連記事

トピックス

降谷健志の不倫離婚から1年半
《降谷健志の不倫離婚から1年半の現在》MEGUMIが「古谷姓」を名乗り続ける理由、「役者の仕事が無く悩んでいた時期に…」グラドルからブルーリボン女優への転身
NEWSポストセブン
警視庁がオンラインカジノ店から押収したパソコンなど(時事通信フォト)
《従業員や客ら12人現行犯逮捕》摘発された店舗型オンカジ かつての利用者が語った「店舗型であれば”安心”だと思った」理由とは?
NEWSポストセブン
橋本環奈と中川大志が結婚へ
《橋本環奈と中川大志が結婚へ》破局説流れるなかでのプロポーズに「涙のYES」 “3億円マンション”で育んだ居心地の良い暮らし
NEWSポストセブン
10年に及ぶ山口組分裂抗争は終結したが…(司忍組長。時事通信フォト)
【全国のヤクザが司忍組長に暑中見舞い】六代目山口組が進める「平和共存外交」の全貌 抗争終結宣言も駅には多数の警官が厳重警戒
NEWSポストセブン
遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
《前所属事務所代表も困惑》遠野なぎこの安否がわからない…「親族にも電話が繋がらない」「警察から連絡はない」遺体が発見された部屋は「近いうちに特殊清掃が入る予定」
NEWSポストセブン
放送作家でコラムニストの山田美保子さんが、さまざまな障壁を乗り越えてきた女性たちについて綴る
《佐々木希が渡部建の騒動への思いをストレートに吐露》安達祐実、梅宮アンナ、加藤綾菜…いろいろあっても流されず、自分で選択してきた女性たちの強さ
女性セブン
看護師不足が叫ばれている(イメージ)
深刻化する“若手医師の外科離れ”で加速する「医療崩壊」の現実 「がん手術が半年待ち」「今までは助かっていた命も助からなくなる」
NEWSポストセブン
(イメージ、GFdays/イメージマート)
《「歌舞伎町弁護士」が見た恐怖事例》「1億5000万円を食い物に」地主の息子がガールズバーで盛られた「睡眠薬入りカクテル」
NEWSポストセブン
キール・スターマー首相に声を荒げたイーロン・マスク氏(時事通信フォト)
《英国で社会問題化》疑似恋愛で身体を支配、推定70人以上の男が虐待…少女への組織的性犯罪“グルーミング・ギャング”が野放しにされてきたワケ「人種間の緊張を避けたいと捜査に及び腰に」
NEWSポストセブン
和久井学被告が抱えていた恐ろしいほどの“復讐心”
【新宿タワマン殺人】和久井被告(52)「バイアグラと催涙スプレーを用意していた…」キャバクラ店経営の被害女性をメッタ刺しにした“悪質な復讐心”【求刑懲役17年】
NEWSポストセブン
女優・遠野なぎこの自宅マンションから身元不明の遺体が見つかってから1週間が経った(右・ブログより)
《上の部屋からロープが垂れ下がり…》遠野なぎこ、マンション住民が証言「近日中に特殊清掃が入る」遺体発見現場のポストは“パンパン”のまま 1週間経つも身元が発表されない理由
NEWSポストセブン
幼少の頃から、愛子さまにとって「世界平和」は身近で壮大な願い(2025年6月、沖縄県・那覇市。撮影/JMPA)
《愛子さまが11月にご訪問》ラオスでの日本人男性による児童買春について現地日本大使館が厳しく警告「日本警察は積極的な事件化に努めている」 
女性セブン