岸井ゆきのも出演(時事通信フォト)
那由他に「じいさんず」と命名された三人は、「ゲームの知識はからきし」「そもそもパソコンの使い方も…」というトリオ。彼らにゲームのアイデアを説明するため、那由他はオセロ盤の上にパチンコ玉をばらまいて、磁石で吸いつけながら話をするというアナログ気配りを見せた。
その後、ゲームのテスト画面を見ても三人は「どこがすごいのかわからない」「おそろしくつまらんですよ」「なんでこの丸いのは動き回っているんだ?」と言いたい放題だが、ゲームの知識が乏しい視聴者は、三人と同様の気持ちになったに違いない。ゲーム無縁人生が長い筆者も、まさかここで「わかるわー」とでんでんに同調することになろうとは思わなかった。
だが、隼人に影響された那由他により、ゲームに世界観が構築され、画面に彩りが盛り込まれると、さすがの三人も「なかなか面白い」「舞台は一万年後の地球です」などと話せるほどに「進化」する。なるほど、これくらいの感じでもドラマについていけるのねと、安心した。じいさんず、頑張ってくれ! 心より応援したくなる。
そして、二話の終盤、隼人に契約を迫っていた興津も、ゲームに対する知識が乏しいことが判明。驚いたことに興津は敵方なのに、ある意味「ゲームわかってない視聴者の味方」だった。今後、興津はゲームにどんな反応を見せるのか。「ゲームがよくわからないからドラマもわからない」と思い込む視聴者に難関を突破してもらう切り札は、実は興津なのかも。
この男のポーカーフェイスが崩れるとき、何かが起きる。その瞬間を待つ。
※山崎の崎は「たつさき」が正式表記
オダギリジョーも出演