スポーツ

大相撲九州場所 土俵際の溜席に毎日座る話題の「着物美人」何者なのか本人直撃してみた

九州場所の溜席に毎日姿を見せる女性が話題となっている

九州場所の溜席に毎日姿を見せる女性が話題となっている

 大相撲九州場所は荒れに荒れる土俵となった。平幕の高安や王鵬、阿炎、琴ノ若らが上位陣を食い、三役では大関の貴景勝と関脇の豊昇龍がなんとか優勝争いに踏みとどまったくらい。カド番の大関・正代は負け越して陥落が決定。先場所、関脇に落ちた御嶽海は10勝をクリアできず大関に返り咲くことはできなかった。そんな荒れる土俵を至近距離から見つめる一人の女性に注目が集まっている。

 土俵上では番狂わせが続き、来場所は1横綱1大関となることが決まった。これは1898年(明治31年)1月の春場所以来で125年ぶりとされる。1909(明治42)年に横綱の地位が明文化されて以降では、1横綱1大関の番付は例がないという異常事態だ。

「穴を埋められるかもしれない大関候補の筆頭として土俵に上がったのが若隆景でした。12勝を挙げれば(3場所31勝という)低い水準だが大関昇進との声もあった。しかし、12日目で6敗となって大関取りは振り出しに戻ってしまった」(協会関係者)

 先場所優勝して小結に昇進した玉鷲も大きく負け越し、人気力士の宇良は8日目に初日が出るなど、テレビ桟敷の相撲ファンもため息をつく場所だったが、そんななかで話題を集めたのが、桟敷席(溜席)で懸命に応援する着物美人だった。若手親方の話。

「向正面の控え行司のすぐ右隣りに座る着物女性が初日から皆勤されているんです。勝負の行方を見守り、贔屓の力士が勝つといち早く拍手し、負けると悔しがる。その姿を見たファンが次々と、序ノ口から幕内まで完全放送するABEMAのコメント欄に書き込んだことが話題になったんです。それがネットニュース(『着物女性のリアクションに視聴者ほっこり「着物美人喜んでる」「めっちゃ拍手」』/ABEMA TIMES)にもなり、土俵際の攻防の際の隠れた注目ポイントになっていた」

 しかもこの女性、毎日違う着物を着て観戦している。そうした熱心さゆえ、「どのような人物なのか」と話題になったわけだ。

 前出の協会関係者はこの女性を知っているとのことだが、「東京在住で、長く角界に貢献している人物」という言い方にとどめた。

 そこで会場を訪れていた着物女性本人に直撃して取材の依頼をすると、「お答えできません」とのことだった。

 この着物の女性をよく知る知人はこう言う。

「彼女は東京の人なので、九州場所には知人の家に泊まりながら通っているが、相撲観戦のために宅配便で30着近くの着物と帯を持ち込んでいます。着物が相撲観戦に相応しいという思いもあるし、さらには白星を連想させて白っぽい明るい色を中心に選んでいる。華やかで周りが明るくなるオーラがありますよね。昔から持っている本人名義の席で、相撲観戦の雰囲気に似つかわしくない人に座ってもらいたくないという気持ちが強いんだそうです」

 桟敷に座る着物美人が、荒れる土俵のなかで一服の清涼剤となっている。

土俵際の激しい攻防の際には中継の画面などでも白を基調とした着物の女性の姿が目に入ってくる(時事通信フォト)

土俵際の激しい攻防の際には中継の画面などでも白を基調とした着物の女性の姿が目に入ってくる(時事通信フォト)

関連キーワード

関連記事

トピックス

電撃引退を発表した西内まりや(時事通信)
電撃引退の西内まりや、直前の「地上波復帰CMオファー」も断っていた…「身内のトラブル」で身を引いた「強烈な覚悟」
NEWSポストセブン
女性2人組によるYouTubeチャンネル「びっちちゃん。」
《2人組YouTuber「びっちちゃん。」インタビュー》経験人数800人超え&100人超えでも“病まない”ワケ「依存心がないのって、たぶん自分のことが好きだから」
NEWSポストセブン
悠仁さまの大学進学で複雑な心境の紀子さま(撮影/JMPA)
悠仁さま、大学進学で変化する“親子の距離” 秋篠宮ご夫妻は筑波大学入学式を欠席、「9月の成年式を節目に子離れしなくては…」紀子さまは複雑な心境か
女性セブン
ニューヨークのエンパイヤ・ステイトビルの土産店で購入したゴリラのぬいぐるみ「ゴンちゃん」は、公演旅行に必ず連れて行く相棒
【密着インタビュー】仲代達矢・92歳、異色の反戦劇を再々演「これが引退の芝居だと思ってもいないし、思いたくもないんです」 役者一筋73年の思い
週刊ポスト
品川区にある碑文谷一家本部。ドアの側に掲示スペースがある
有名ヤクザ組織が再び“義憤文”「ストーカーを撲滅する覚悟」張り出した理由を直撃すると… 半年前には「闇バイト強盗に断固たる処置」で話題に
NEWSポストセブン
現在は5人がそれぞれの道を歩んでいる(撮影/小澤正朗)
《再集結で再注目》CHA-CHAが男性アイドル史に残した“もうひとつの伝説”「お笑いができるアイドル」の先駆者だった
NEWSポストセブン
『THE SECOND』総合演出の日置祐貴氏(撮影/山口京和)
【漫才賞レースTHE SECOND】第3回大会はフジテレビ問題の逆境で「開催中止の可能性もゼロではないと思っていた」 番組の総合演出が語る苦悩と番組への思い
NEWSポストセブン
永野芽郁の不倫騒動の行方は…
《『キャスター』打ち上げ、永野芽郁が参加》写真と動画撮影NGの厳戒態勢 田中圭との不倫騒動のなかで“決め込んだ覚悟”見せる
NEWSポストセブン
電撃の芸能界引退を発表した西内まりや(時事通信)
《西内まりやが電撃引退》身内にトラブルが発覚…モデルを務める姉のSNSに“不穏な異変”「一緒に映っている写真が…」
NEWSポストセブン
入院された上皇さまの付き添いをする美智子さま(2024年3月、長野県軽井沢町。撮影/JMPA)
美智子さま、入院された上皇さまのために連日300分近い長時間の付き添い 並大抵ではない“支える”という一念、雅子さまへと受け継がれる“一途な愛”
女性セブン
交際が伝えられていた元乃木坂46・白石麻衣(32)とtimelesz・菊池風磨(30)
《“結婚は5年封印”受け入れる献身》白石麻衣、菊池風磨の自宅マンションに「黒ずくめ変装」の通い愛、「子供好き」な本人が胸に秘めた思い
NEWSポストセブン
母の日に家族写真を公開した大谷翔平(写真/共同通信社)
《長女誕生から1か月》大谷翔平夫人・真美子さん、“伝説の家政婦”タサン志麻さんの食事・育児メソッドに傾倒 長女のお披露目は夏のオールスターゲームか 
女性セブン