2人は互いの楽曲や演技に刺激をもらっている
プロフィギュアスケーターの羽生結弦(30才)が、『ニューズウィーク日本版』(7月15日号)に『羽生結弦がつづる「私はこの歌に救われた」』というタイトルで文章を寄せた。
「インタビュー取材でもいいところを、わざわざ手間がかかる寄稿を選んだのは、それだけ自分の言葉をそのまま伝えたい、という思いが強かったからでしょう。それもそのはず、彼が8年近く寵愛し、アイスショーでも頻繁に楽曲を使用するアーティストの特集なのです」(芸能関係者)
そのアーティストとは、一昨年、昨年と日本レコード大賞連覇を果たし、次々と映画やCMのタイアップが決まるMrs. GREEN APPLE(以下、ミセス)の作詞作曲を務め、“美男ボーカル”としても話題の大森元貴(28才)だ。
羽生は、4回転アクセルに挑戦するも失敗が続き自信を失いかけていた自分を、『僕のこと』という曲の歌詞が励ましてくれたことなどを熱くつづった。そして好きな曲に『ナハトムジーク』や『ダーリン』を挙げた。
「大森さんは孤独に寄り添う詞を書くことが多く、例えば『ダーリン』には自分を誰かと比べる必要はない、自分を変えてまで誰かといる必要はないというメッセージを込めています。孤独の肯定が、絶対王者として孤高の存在であり続けた羽生さんに刺さるのでしょう」(前出・芸能関係者)
対する大森は2023年に羽生が東京ドームで行った単独ショーを現地で鑑賞した。
「たったひとりでドームを満員にし、観客を魅了した羽生さんに感銘を受けたそうです。フィナーレで『僕のこと』が流れたときは感無量だったみたいです」(前出・芸能関係者)
2人は互いの楽曲や演技に刺激をもらっているだけではない。ステージとの向き合い方に共通点があるという。
「羽生さんはアイスショーを開催するにあたり、毎回自分で物語を執筆し、それに合わせて滑る演目を決めています。実は大森さんもミセスのライブでは物語を考え、それに合わせて楽曲を決めています。そんな似たもの同士だからこそ2人は惹かれ合うのかもしれません」(前出・芸能関係者)
天才たちが共鳴している。
※女性セブン2025年7月31日・8月7日号