野球部の活動については「厳重に注意し、熊本県高等学校野球連盟の規約に従って活動しています。当該生徒以外の野球部の真面目な部員のことも考えた上での、規約に従った活動です」という。2度の飲酒を公表しなかった理由についても「公表しなかったのではなく、高等学校野球連盟にはきちんと報告をし、その指導に従っています」と回答した。熊本県高野連にも処分の理由などについて聞いたが、「個別の案件については回答していない」とのことだった。
前出・学校関係者は学校の対応をこう指摘する。
「他の強豪校の対応と比較すると、立て続けに起きている飲酒を公表しないのは理解しがたい。当該生徒を内々で謹慎処分にするだけで十分なのか。学校は『公表すると九州学院のブランドに傷がつく』と考えているのではないか」
九州学院は〈自分で自分を監督し、役に立つ善人となれ〉という教育目標を掲げている。だがそれは、学校が監督責任を放棄しているという意味ではないはずだ。
※週刊ポスト2022年12月9日号
情報提供募集
「NEWSポストセブン」では、今回の件について、情報・タレコミを募集しています。下記の情報提供フォーム、または「公式ツイッター」のDMまで情報をお寄せください。
・情報提供フォーム:https://www.news-postseven.com/contact_post
・ツイッターアカウント:https://twitter.com/news_postseven