芸能

レイザーラモンHGが明かす「一発屋である自分」を受け入れた瞬間

「受け入れた」というHG

きんに君の新語・流行語大賞のノミネートに「うれしいですね」と感激

 2005年に「フォー!」で新語・流行語大賞のトップテン入りを果たしたレイザーラモンHG。いわゆる「一発屋芸人」の1人だが、最近は絵画の腕前が『プレバト!!』(MBS)で評価されるなど、新たな一面を見せている。

「僕が『プレバト!!』で初優勝したのは、2022年4月放送の『春の水彩画コンクール2022』。99点という高得点をいただき、『おっしゃー!』って感じでしたよ。絵画はどこかで勉強したわけでもなく、昔から得意でした」

「ハードゲイ」としてブレイクする前、HGは後輩芸人・なかやまきんに君が披露する「筋肉紙芝居」の絵を描いていた。そして2005年2月、きんに君の紹介で『爆笑問題のバク天!』に出演したことで、ブレイクの道が開かれた。

「単に『筋肉紙芝居の絵の担当』としての出演でしたが、『ハードゲイ』のフル装備で出ました。当時すでにキャラは仕上がっていたけど需要がなくて、『もうここしかない!』という思いでやりました。そうしたら現場はシラーっとなって、ディレクターからも『やめてもらえますか』と言われて、めちゃくちゃ空気読めないヤツという扱いでした」

 当然ながら、オンエアでは出演シーンはほぼカット。しかし、スタジオにいた爆笑問題や関根勤が「面白い!」といじってくれて、次第に出演も増えていったという。

「最初はヤバい素人が、ヤバい格好をしていると思われていたみたいで。2005年の上半期は、そこまで忙しくはなかったんです。でも、僕が吉本の芸人だと気づいてからは一気にオファーが増えて、それからは年末まで超ハードスケジュールでした」

 2005年下半期はHG旋風が吹き荒れ、飛ぶ鳥を落とす勢いでメディアに出演。しかし、徐々に勢いは失速し、いつしか「一発屋芸人」と呼ばれるようになる。しばらくは「フォー!」をやるのがイヤな時期もあったが、『アメトーーク!!』(テレビ朝日系)の一発屋芸人の括りの回に呼ばれて、考えが変わったという。

「周りの芸人たちが、僕と同じ目をしていたんですよ。そのときに、『悩んでいるのは1人じゃなかったんだ』と思って。涙が出そうになりました。そこからは肩の荷がストンと降りて、『一発屋芸人』としての自分を受け入れられるようになりましたね」

関連記事

トピックス

新横綱・大の里(時事通信フォト))
《地元秘話》横綱昇進の“怪物”大の里は唯一無二の愛されキャラ「トイレにひとりで行けないくらい怖がり」「友達も多くてニコニコしてかわいい子だったわ」
NEWSポストセブン
ブラジルを公式訪問されている秋篠宮家の次女・佳子さま(時事通信フォト)
《スヤスヤ寝顔動画で話題の佳子さま》「メイクは引き算くらいがちょうどよいのでは…」ブラジル訪問の“まるでファッションショー”な日替わり衣装、専門家がワンポイントアドバイス【軍地彩弓のファッションNEWS】
NEWSポストセブン
ミスタープロ野球として、日本中から愛された長嶋茂雄さんが6月3日、89才で亡くなった
長島三奈さん、自身の誕生日に父・長嶋茂雄さんが死去 どんな思いで偉大すぎる父を長年サポートし続けてきたのか
女性セブン
イギリス出身のインフルエンサーであるボニー・ブルー(本人のインスタグラムより)
金髪美女インフルエンサー(26)が “性的暴力を助長する”と批判殺到の「ふれあい動物園」企画直前にアカウント停止《1000人以上の男性と関係を持つ企画で話題に》
NEWSポストセブン
逮捕された波多野佑哉容疑者(共同通信)。現場になったラブホテル
《名古屋・美人局殺人》「事件現場の“女子大エリア”は治安が悪い」金髪ロングヘアの容疑者女性(19)が被害男性(32)に密着し…事件30分前に見せていた“親密そうな様子”
NEWSポストセブン
東京・昭島市周辺地域の下水処理を行っている多摩川上流水再生センター
《ウンコは資源》排泄大国ニッポンが抱える“黄金の資源”を活用できてない問題「江戸時代の取引金額は10億円前後」「北朝鮮では売買・窃盗の対象にも」
NEWSポストセブン
マッチングアプリぼったくり。押収されたトランプやメニュー表など。2025年5月15日、東京都渋谷区(時事通信フォト)
《あまりに悪質》障害者向けマッチングアプリを悪用した組織的ぼったくりの手口、女性がターゲットをお店に誘い出し…高齢者を狙い撃ちする風俗業者も
NEWSポストセブン
ブラジル公式訪問中の佳子さま(時事通信フォト)
《佳子さまの寝顔がSNSで拡散》「本当に美しくて、まるで人形みたい」の声も 識者が解説する佳子さま“現地フィーバー”のワケ
NEWSポストセブン
“じゃないほう”だった男の挑戦はまだまだ続く
「いつか紅白で『白い雲のように』を歌いたい」元猿岩石・森脇和成が語る有吉弘行との「最近の関係性」
NEWSポストセブン
白鵬の活動を支えるスポンサー企業は多いと思われたが…
白鵬「世界相撲グランドスラム」構想でトヨタ以外の巨大スポンサー離反の危機か? “白鵬杯”スポンサー筆頭格SANKYOは「会見報道を見て知った。寝耳に水です」
週刊ポスト
6月13日、航空会社『エア・インディア』の旅客機が墜落し乗客1名を除いた241名が死亡した(時事通信フォト/Xより)
《エア・インディア墜落事故》「ボタンが反応しない」「エアコンが起動しない」…“機内映像”で捉えられていた“異変”【乗客1名除く241名死亡】
NEWSポストセブン
金スマ放送終了に伴いひとり農業生活も引退へ(常陸大宮市のX、TBS公式サイトより)
《金スマ『ひとり農業』ロケ地が耕作放棄地に…》名物ディレクター・ヘルムート氏が畑の所有者に「農地はお返しします」
NEWSポストセブン