母親は「年上の男性に依存する性格」だった

タバコを片手にピースサインをする母親

タバコを片手にピースサインをする母親

 母親のことをよく知る前出の知人は、「母親は年上の男性に依存する性格だった」と打ち明ける。

「母親は40代には見えないほど見た目が若く、金髪の色白のきれいな女性です。年上好きで二回りほど年齢の違う男性と付き合うことが多かったですね。5度の結婚歴があり、事件当時に結婚していた夫とはすでに離婚しています。事件当日も交際していた男性に会うために、長男に妹の面倒を見させていたと聞いています」

 前述の知人が続ける。

「報道では介護職となっていましたが、初めて聞きました。お金に困っていて、5万円の家賃も5カ月ほど滞納していました。周囲には『(どこか薬を)卸すところはない? お金がない』と、薬物を買ってくれる人を探していたそうです。彼女は過去にも逮捕歴があり、執行猶予のない実刑判決となったようです」(同前)

 取材班が入手したSNSの母親の写真も若々しく、隣には長男、亡くなったMちゃんがうれしそうに母親に寄り添っていた。

《やっぱり息抜き必要やな! 私も頑張らないといけない。子供の為に》

「母親は子どものことが本当に大好きだったと思います。それは嘘ではないと思います。ただ、責任をもって子どもを育て上げるという意味では自覚がなかった。

 彼女は男性に依存してしまう性格で、ヤキモチ焼きな一面があり、好意をもった男性のことになると周りが見えなくなってしまいます。憧れていた母親との生活に喜びを感じながらも、長男は再び別々になることを恐れて母親に本音を話したり、甘えることが出来なかったんじゃないでしょうか」(同前)

 天国へと旅立ったMちゃん、少年院で罪を償う長男。夢見た一つ屋根の下での家族の生活は、わずか4カ月という短い時間で終わりを遂げた。母親は冷たい刑務所で何を思うのか……。

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