芸能

三遊亭小遊三、六代目円楽さんを振り返る「笑点でもゴルフでもずっと一緒だった」

年齢は小遊三が3才上。地方で仕事とゴルフはセットだった(写真提供/大有企画)

年齢は小遊三が3才上。地方で仕事とゴルフはセットだった(写真提供/オフィスまめかな)

『笑点』(日本テレビ系)などで活躍した三遊亭円楽さんは2022年9月30日、肺がんのため亡くなった。

 青山学院大学在学中に五代目三遊亭圓楽さん(享年76)に入門。楽太郎の名で1977年に『笑点』のレギュラーになり、一気に人気者になった。

「本当に面倒見のいい人で、いろいろと世話を焼いてもらいました」と語るのは、公私ともに親交の深かった落語家の三遊亭小遊三(75才)だ。

 小遊三は1983年に『笑点』に加入。当時のメンバーは、五代目三遊亭圓楽さん、桂歌丸さん(享年81)、林家木久扇(85才、当時・木久蔵)、林家こん平さん(享年77)ら、当時、まだ30代だった小遊三よりほとんどが10才以上年上の世代だった。

「そういう人たちから逃れるため、楽さん(円楽さん)と2人でドロンして、遊んでいました。年に4回ある地方収録のときは、前日入りしてゴルフもしました。そういったセッティングは楽さんが全部やってくれたから、こっちはただ行くだけ。楽しかったですよ」(小遊三・以下同)

 ゴルフといえば、いまでも忘れられない思い出が2つある。

「1つはハワイでの出来事です。楽さんはプロレスが好きで、プロレスラーとも交流がありました。ジャイアント馬場さん(享年61)には特にかわいがってもらっていたみたいで、あるとき3人で一緒にゴルフしようということになってね。

 ホテルのロータリーで待っていたら、オープンカーに乗った馬場さんが登場。顔がドーンと出てるんだよ! あのスケールの大きさは、ハワイに合ってたね(笑い)。馬場さんが『迎えに来たよ』って、ゴルフ場まで乗っけてってくれてね……」

 もう1つは、沖縄に円楽襲名披露興行に行ったときのこと。

 東京の「円楽の会」の人も大勢参加してのコンペで、円楽さんと小遊三は同じ組になった。ティーショットを打ってグリーンに向かうと、小遊三のボールが見つからない……。

「オーバーしちゃったかと思っていたら、楽さんが『見てきてやるよ』ってカップをのぞき込んで『入ってやがら』って(笑い)。ホールインワン! 当時の携帯で記念写真を撮ったんだけど、いい顔してるでしょ」

関連キーワード

関連記事

トピックス

趣里と父親である水谷豊
《女優・趣里の現在》パートナー・三山凌輝のトラブルで「活動セーブ」も…突破口となる“初の父娘共演”映画は来年公開へ
NEWSポストセブン
山尾志桜里氏は2017年にダブル不倫が報じられた(時事通信フォト)
参院選落選・山尾志桜里氏が明かした“国民民主党への本音”と“国政復帰への強い意欲”「組織としての統治不全は相当深刻だが…」「1人で判断せず、決断していきたい」
NEWSポストセブン
現地取材でわかった容疑者の素顔とは──(勤務先ホームページ/共同通信)
【伊万里市強盗殺人事件】同僚が証言するダム・ズイ・カン容疑者の素顔「無口でかなり大人しく、勤務態度はマジメ」「勤務外では釣りや家庭菜園の活動も」
NEWSポストセブン
中村七之助の熱愛が発覚
《元人気芸妓とゴールイン》中村七之助、“結婚しない”宣言のルーツに「ケンカで肋骨にヒビ」「1日に何度もキス」全力で愛し合う両親の姿
NEWSポストセブン
詐称疑惑の渦中にある静岡県伊東市の田久保眞紀市長(HP/Xより)
《まさかの“続投”表明》田久保眞紀市長の実母が語った娘の“正義感”「中国人のペンションに単身乗り込んでいって…」
NEWSポストセブン
週刊ポストの名物企画でもあった「ONK座談会」2003年開催時のスリーショット(撮影/山崎力夫)
《巨人V9の真実》400勝投手・金田正一氏が語っていた「長嶋茂雄のすごいところ」 国鉄から移籍当初は「体の硬さ」に驚くも、トレーニングもケアも「やり始めたら半端じゃない」
NEWSポストセブン
大谷が購入したハワイの別荘の広告が消えた(共同通信)
【スクープ】大谷翔平「25億円ハワイ別荘」HPから本人が消えた! 今年夏完成予定の工期は大幅な遅れ…今年1月には「真美子さん写真流出騒動」も
NEWSポストセブン
運転席に座る広末涼子容疑者
《追突事故から4ヶ月》広末涼子(45)撮影中だった「復帰主演映画」の共演者が困惑「降板か代役か、今も結論が出ていない…」
NEWSポストセブン
江夏豊氏(右)と工藤公康氏のサウスポー師弟対談(撮影/藤岡雅樹)
《サウスポー師弟対談》江夏豊氏×工藤公康氏「坊やと初めて会ったのはいつやった?」「『坊や』と呼ぶのは江夏さんだけですよ」…現役時代のキャンプでは工藤氏が“起床係”を担当
週刊ポスト
殺害された二コーリさん(Facebookより)
《湖の底から15歳少女の遺体発見》両腕両脚が切断、背中には麻薬・武装組織の頭文字“PCC”が刻まれ…身柄を確保された“意外な犯人”【ブラジル・サンパウロ州】
NEWSポストセブン
山本由伸の自宅で強盗未遂事件があったと報じられた(左は共同、右はbackgrid/アフロ)
「31億円豪邸の窓ガラスが破壊され…」山本由伸の自宅で強盗未遂事件、昨年11月には付近で「彼女とツーショット報道」も
NEWSポストセブン
佳子さまも被害にあった「ディープフェイク」問題(時事通信フォト)
《佳子さまも標的にされる“ディープフェイク動画”》各国では対策が強化されるなか、日本国内では直接取り締まる法律がない現状 宮内庁に問う「どう対応するのか」
週刊ポスト