ライフ

【対談・赤川次郎氏×和田秀樹氏】走り続ける活力の源は“不健康”な生活

赤川さんと和田さん

赤川次郎氏と和田秀樹氏が健康法について対談

 運動嫌いの外食好き、昼夜逆転生活を40年以上続ける赤川次郎さんと、医師であるにもかかわらず「医者の言うことを聞くなかれ」と発信する和田秀樹さん。年を重ねてなお、第一線で走り続ける2人の活力の源は「不健康生活」だった!? 国民的ベストセラー作家と異端の医師が「逆説の健康法」を語り合った。【全4回の第1回】

 * * *
赤川:「そんなに不健康な生活をしていて、よく病気しないね」といつも家族に呆れられているので、「健康」というテーマで、ぼくが話せることがあるのかと心配になります。何しろ運動は昔から大嫌いだし、早寝早起きとも無縁。昼夜逆転の生活を40年続けているのですから(苦笑)。

和田:そんなに長く!(笑い) 普段はどのようなスケジュールで過ごしているんですか?

赤川:起きるのはだいたい午後2時か3時。夕方5時頃に食事を摂って、真夜中の12時から執筆します。朝8時頃にトースト1枚くらいを軽く食べてから、朝9時に就寝するという感じです。

和田:1日2食ですか?

赤川:そうです。しっかり摂るのは夕食だけ。しかも劇場やコンサートに出かけて、その前後に食べることが多いので、ほとんど外食です。

和田:外食が多いのはぼくも一緒です。しかも一時期は朝食にステーキを食べていたほど肉が好きだから肉ばっかり。

赤川:ぼくも肉が多いですね。そもそも、小さい頃から食べられるものを挙げた方が早いくらいの偏食です。親からは散々「大人になれないよ」なんて脅されたんですけど、74才まで生きてこられたし、もういいだろうと(笑い)。

 いまも苦手な野菜は多いですが、外でにんじんばかり残すと子供みたいで恥ずかしいから無理して食べています。そう考えると、外食の方が体にいいかもしれない。

和田:外食は「不健康の代名詞」のようにいわれますが、外に食べに行くためには歩かないといけないし、家にこもって自炊するよりもよっぽど健康的だと思っています。

赤川:だけど、健康を考えてメニューを選んでいるわけではないから昔と比べて体重がかなり増えて、これはマズいなと……(苦笑)。

関連キーワード

関連記事

トピックス

東日本大震災発生時、ブルーインパルスは松島基地を離れていた(時事通信フォト)
《津波警報で避難は?》3.11で難を逃れた「ブルーインパルス」現在の居場所は…本日の飛行訓練はキャンセル
NEWSポストセブン
別府港が津波に見舞われる中、尾畠さんは待機中だ
「要請あれば、すぐ行く」別府湾で清掃活動を続ける“スーパーボランティア”尾畠春夫さん(85)に直撃 《日本列島に津波警報が発令》
NEWSポストセブン
宮城県気仙沼市では注意報が警報に変わり、津波予想も1メートルから3メートルに
「街中にサイレンが鳴り響き…」宮城・気仙沼市に旅行中の男性が語る“緊迫の朝” 「一時はネットもつながらず焦った」《日本全国で津波警報》
NEWSポストセブン
津波警報が発令され、ハワイでは大渋滞が発生(AFP=時事)
ハワイに“破壊的な津波のおそれ” スーパーからは水も食料品も消え…「クラクションが鳴り止まない。カオスです」旅行者が明かす現地の混乱ぶり《カムチャツカ半島地震の影響》
NEWSポストセブン
モンゴルを公式訪問された天皇皇后両陛下(2025年7月16日、撮影/横田紋子)
《モンゴルご訪問で魅了》皇后雅子さま、「民族衣装風のジャケット」や「”桜色”のセットアップ」など装いに見る“細やかなお気遣い”
夜の街での男女トラブルは社会問題でもある(写真はイメージ/Getty)
「整形費用返済のために…」現役アイドルがメンズエステ店で働くことになったきっかけ、“ストーカー化した”客から逃れるために契約した「格安スマホ」
NEWSポストセブン
牛田茉友氏はNHKの元アナウンサーだったこともあり、街頭演説を追っかける熱烈なファンもいた(写真撮影:小川裕夫)
参院選に見るタレント候補の選挙戦の変化 ラサール石井氏は亀有駅近くで街頭演説を行うも『こち亀』の話題を封印したワケ
NEWSポストセブン
大谷家の別荘が問題に直面している(写真/AFLO)
大谷翔平も購入したハワイ豪華リゾートビジネスが問題に直面 14区画中8区画が売れ残り、建設予定地はまるで荒野のような状態 トランプ大統領の影響も
女性セブン
技能実習生のダム・ズイ・カン容疑者と亡くなった椋本舞子さん(共同通信/景徳鎮陶瓷大学ホームページより)
《佐賀・強盗殺人》ベトナム人の男が「オカネ出せ。財布ミセロ」自宅に押し入りナイフで切りつけ…日本語講師・椋本舞子さんを襲った“強い殺意” 生前は「英語も中国語も堪能」「海外の友達がいっぱい」
NEWSポストセブン
大日向開拓地のキャベツ畑を訪問された上皇ご夫妻(2024年8月、長野県軽井沢町)
美智子さま、葛藤の戦後80年の夏 上皇さまの体調不安で軽井沢でのご静養は微妙な状況に 大戦の記憶を刻んだ土地への祈りの旅も叶わぬ可能性も
女性セブン
休場が続く横綱・豊昇龍
「3場所で金星8個配給…」それでも横綱・豊昇龍に相撲協会が引退勧告できない複雑な事情 やくみつる氏は「“大豊時代”は、ちょっとイメージしづらい」
週刊ポスト
NYの高層ビルで銃撃事件が発生した(右・時事通信フォト)
《5人死亡のNYビル乱射》小室圭さん勤務先からわずか0.6マイル…タムラ容疑者が大型ライフルを手にビルに侵入「日系駐在員も多く勤務するエリア」
NEWSポストセブン