今年で出場45回目となる石川さゆり(時事通信フォト)
北島三郎の記録を抜くとすれば石川さゆりか
『おふくろさん』『襟裳岬』などの名曲を持つ出場48回の森進一も2015年を最後に勇退している。
「北島、五木、森の3人は、年代を問わず、知名度が高い。彼らが出ないのであれば、少し下の世代にはますます声が掛からなくなる。特に男性演歌歌手は、その年に大ヒット曲があれば別ですが、大御所3人を差し置いての出場ははばかられるでしょう。そうなると必然的に演歌歌手の出場は減る。今年、特別企画で出演する氷川きよしが45歳、白組の演歌歌手の最高齢は三山ひろしの42歳です」(前出・テレビ局関係者)
その中で、石川さゆりの動向が注目されている。今年で出場45回目となり、自身の持つ紅組最多出場記録を更新した。
「気の早い話になりますが、石川さんはあと5年で勇退するのかどうか。その時は69歳になっています。北島さんは77歳で勇退しました。体力的な問題もあったでしょう。それと比べると、石川さんはまだまだ若い。
また、年によって違いますが、彼女が歌う時は視聴者がチャンネルを替えるパーセンテージが比較的小さい。演歌歌手は全体的にザッピングをされる確率が上がるので、出場者が減っていった。このデータがあるので、少なくとも今のところ石川さんを外す理由がない。5年後どうなっているかはわかりませんが、現在のところ『サブちゃんの記録を抜くとすれば、それは石川さんだろう』というのがもっぱらの評判です」(前出・テレビ局関係者)
2007年以降、『津軽海峡・冬景色』と『天城越え』を交互に歌っている石川。いまや紅白名物となった『天城越え』で、今年も視聴者をNHKに留めさせるか。