芸能

有村架純と北川景子、NHK大河で「家康の奪い合い」あるか 撮影現場では対照的な姿

1月8日からのNHK大河ドラマ『どうする家康』に出演する有村架純(左)と北川景子(時事通信フォト)

1月8日からのNHK大河ドラマ『どうする家康』に出演する有村架純(左)と北川景子(時事通信フォト)

 1月8日スタートのNHK大河ドラマ『どうする家康』は、若き日の家康(松本潤・39)が迷いながらも成長し、やがて天下人に上り詰める姿を描く“青春ドラマ”。劇中では家康の人生に大きな影響を与えるふたりの女性が登場する。

 ひとりは有村架純(29)演じる家康の正室・瀬名。もうひとりが北川景子(36)演じる信長の妹・お市だ。ともに物語に深く関わるキーパーソンとして描かれるという。大河ドラマに詳しいコラムニストのペリー荻野氏が語る。

「歴史上、瀬名は悪妻といわれており、有村さんがどんなキャラクターとして演じるのか楽しみです。有村さんはここ10年で幅広い役をこなしてきて表現力が格段に豊かになった。役柄上、家康と絡むシーンも多いでしょう」

 一方、お市は“戦国一の美女”と称される。

 史実をなぞると、お市が兄・信長(岡田准一・42)の命で浅井長政(大貫勇輔・34)に嫁ぎ、3人の娘をもうけるが、浅井家は信長に攻め滅ぼされてしまう。

 近年は歴史作家の安部龍太郎氏により、家康とお市が婚約していたという新説が唱えられ、話題を呼んだ。家康を巡り、有村と北川が火花を散らす展開もあるかもしれない。

「私は強気なお市を想像しています。浅井攻めの最後、北川さんがどこまで強気を貫いてくれるのか。家康との絡みも楽しみです。数々の作品で数字を取ってきた北川さんの演技がドラマに華と深みを与えるでしょう」(ペリー氏)

 女優としてもタイプの異なるふたりは、現場でも対照的だとNHK関係者は証言する。

「有村さんは10年前、朝ドラ『あまちゃん』でブレイクしましたが、大河はこれが初出演なので大変緊張しているようです。撮影が終わっても“大丈夫ですか? 大丈夫ですか?”と、何度も監督に確認する姿が印象的でした。1シーンごとに丁寧に、繊細に演じようとする有村さんの姿勢が伝わってきました。

 北川さんは『西郷どん』の篤姫役に続く2回目の大河出演とあって、余裕しゃくしゃく。ほぼノーミスでNGがなく、北川さんのおかげで撮影時間を巻くことができます(笑)。大河の撮影は心身ともに過酷。それでもお市に関する資料を読み込んでいる姿にスタッフは感心しきりです」

 主役を喰う脇役の存在感こそ大河の醍醐味。有村と北川の熱演から目が離せない。

※週刊ポスト2023年1月13・20日号

関連記事

トピックス

無名の新人候補ながら、東京選挙区で当選を果たしたさや氏(写真撮影:小川裕夫)
参政党、躍進の原動力は「日本人ファースト」だけじゃなかった 都知事選の石丸旋風と”無名”から当選果たしたさや氏の共通点
NEWSポストセブン
2人は互いの楽曲や演技に刺激をもらっている
羽生結弦、Mrs. GREEN APPLE大森元貴との深い共鳴 絶対王者に刺さった“孤独に寄り添う歌詞” 互いに楽曲や演技で刺激を受け合う関係に
女性セブン
「情報商材ビジネス」のNGフレーズとは…(elutas/イメージマート)
《「歌舞伎町弁護士」は“訴えれば勝てる可能性が高い”と思った》 「情報商材ビジネス」のNGフレーズは「絶対成功する」「3日で誰でもできる」
NEWSポストセブン
セ界を独走する藤川阪神だが…
《セの貯金は独占状態》藤川阪神「セ独走」でも“日本一”はまだ楽観できない 江本孟紀氏、藤田平氏、広澤克実氏の大物OBが指摘する不安要素
週刊ポスト
入団テストを経て巨人と支配下選手契約を結んだ乙坂智
元DeNA・乙坂智“マルチお持ち帰り”報道から4年…巨人入りまでの厳しい“武者修行”、「収入は命に直結する」と目の前の1試合を命がけで戦ったベネズエラ時代
週刊ポスト
組織改革を進める六代目山口組で最高幹部が急逝した(司忍組長。時事通信フォト)
【六代目山口組最高幹部が急逝】司忍組長がサングラスを外し厳しい表情で…暴排条例下で開かれた「厳戒態勢葬儀の全容」
NEWSポストセブン
炊き出しボランティアのほとんどは、真面目な運営なのだが……(写真提供/イメージマート)
「昔はやんちゃだった」グループによる炊き出しボランティアに紛れ込む”不届きな輩たち” 一部で強引な資金調達を行う者や貧困ビジネスに誘うリクルーターも
NEWSポストセブン
ゆっくりとベビーカーを押す小室さん(2025年5月)
小室眞子さん“暴露や私生活の切り売りをビジネスにしない”質素な生活に米メディアが注目 親の威光に頼らず自分の道を進む姿が称賛される
女性セブン
手を繋いでレッドカーペットを歩いた大谷と真美子さん(時事通信)
《「ダサい」と言われた過去も》大谷翔平がレッドカーペットでイジられた“ファッションセンスの向上”「真美子さんが君をアップグレードしてくれたんだね」
NEWSポストセブン
パリの歴史ある森で衝撃的な光景に遭遇した__
《パリ「ブローニュの森」の非合法売買春の実態》「この森には危険がたくさんある」南米出身のエレナ(仮名)が明かす安すぎる値段「オーラルは20ユーロ(約3400円)」
NEWSポストセブン
韓国・李在明大統領の黒い交際疑惑(時事通信フォト)
「市長の執務室で机に土足の足を乗せてふんぞり返る男性と…」韓国・李在明大統領“マフィアと交際”疑惑のツーショットが拡散 蜜月を示す複数の情報も
週刊ポスト
中核派の“ジャンヌ・ダルク”とも言われるニノミヤさん(仮称)の壮絶な半生を取材した
高校時代にレイプ被害で自主退学に追い込まれ…過去の交際男性から「顔は好きじゃない」中核派“謎の美女”が明かす人生の転換点
NEWSポストセブン