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《一夫多妻男の手口》真っ暗な部屋でマインドコントロール、黒頭巾かぶり「性行為するしかない」「地獄から救う」

車で戻ってきた渋谷容疑者と女性(2006年1月撮影)

車で戻ってきた渋谷容疑者と女性(2006年1月撮影)

 女性を使って若い女性を巧みに誘いだす。暗い部屋で待ち受けるスキンヘッド男の決めセリフは、「私の精子は地獄から救う力がある」だった──。

 2月7日、10代の女性に対する準強制性交未遂の疑いで警視庁に逮捕された元占い師・渋谷博仁容疑者(74)。東京・東大和市の一軒家で40代から70代の9人の女性と暮らす、事実上の一夫多妻生活を送っていた。逮捕の際には捜査員に催涙スプレーを噴射して抵抗し、公務執行妨害の疑いで現行犯逮捕。元妻の渋谷千秋容疑者(43)も同日、準強制性交未遂容疑で逮捕された。

 昨年12月12日に元妻の千秋容疑者が勤務先で働く10代の知人女性に『いい占い師がいる』と誘い出し、渋谷容疑者の自宅で性的暴行を加えようとした疑いがもたれている。全国紙記者が語る。

「渋谷容疑者は誘い出した女性に『宇宙人に連れ去られる』『死を回避するには性行為するしかない』などと、マインドコントロールして抵抗できないようにしていました。『警察に話したら助けられなくなる』と口封じもしていました。渋谷容疑者は17年前にも、一夫多妻生活を送りながら別の女性に共同生活をさせようとした脅迫罪で有罪判決を受けています」

 渋谷容疑者の逮捕報道を受けて、「過去の手口とまったく同じ」と語るのは過去の容疑者を行動を知る当時の捜査関係者だ。妻や当時、同居していた女性たちに仕事先や友人に声を掛けさせて、複数の20代女性を自宅に連れ込んで恐怖心を煽り、洗脳する手口で毒牙にかけていた。

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