芸能

志村けんさん“4億円豪邸”が放置状態 「何もできていません」実兄が明かす空き家処分の現状

志村けんさんの自宅が空き家のまま放置されているという…(時事通信フォト)

志村けんさんの自宅が空き家のまま放置されているという(時事通信フォト)

 全国で約850万戸といわれる「空き家」が社会問題になって久しい。独身で亡くなった稀代のスター、志村けんさん(享年70)が残した自宅も空き家のまま放置され、近隣住人を悩ませているという。【前後編の前編】

 東京・三鷹市の閑静な住宅街に、ひと際目立つ2階建ての豪邸がある。ピンク色の外壁はすすけて汚れ、庭は鬱蒼と木々が茂る。サンダルやハンガーなどのガラクタも庭に無造作に積み上げられたままだ。これが喜劇王・志村さんの自宅の現状である。

 志村さんが新型コロナで亡くなったのは、2020年3月29日のこと。

 通夜と葬儀はごく親しい人だけで営まれ、四十九日法要の後、遺骨は志村さんの両親も眠る東京・東村山市の志村家代々の墓へ。その後、大勢のファンがお墓を訪れて花を手向けてきた。

 生前愛用していた高級外車のキャデラック・エスカレードは、志村さんの“最後の愛弟子”と言われるお笑いコンビ・千鳥の大悟に約500万円で譲られた。

 2匹の愛犬も志村さんの身の回りの世話をしてきた家政婦に引き取られたという。だが、購入当時4億円と報じられたこの豪邸は、間もなく死後3年を迎えるいまも、ひっそりと取り残されたままだ。近隣住人が語る。

「志村さんが亡くなられた後はずっと空き家のままです。ごくたまに親族の方がいらしてるのか、昨年の秋に一度植木職人さんが来て庭の手入れをしていたんですけど、もうだいぶ枝が伸びてしまってね。いつのまにか庭に野良猫が住み着いちゃって、子猫も生まれていました。家の中の様子はわかりませんが、だいぶ荒れてしまっていて、雨漏りしている箇所もあるという話も聞きます」

 30年以上もこの家で暮らした志村さんは、地元にしっかりと根付いていた。

「有名人なので親しく近所付き合いをしていたわけではありませんでしたが、顔を合わせれば必ず会釈してくれた。近所の子供たちとも仲良しで、犬の散歩をさせている志村さんを見つけた子供らが『あっ、志村けんだ!』と言って駆け寄っていくと、志村さんも楽しそうに話していました」(別の近隣住民)

 そんな志村さんが残した自宅だけに、「このまま放置されて廃墟になってしまったら残念」という声が地域から聞こえてくる。

関連記事

トピックス

運転席に座る広末涼子容疑者
《追突事故から4ヶ月》広末涼子(45)撮影中だった「復帰主演映画」の共演者が困惑「降板か代役か、今も結論が出ていない…」
NEWSポストセブン
江夏豊氏(右)と工藤公康氏のサウスポー師弟対談(撮影/藤岡雅樹)
《サウスポー師弟対談》江夏豊氏×工藤公康氏「坊やと初めて会ったのはいつやった?」「『坊や』と呼ぶのは江夏さんだけですよ」…現役時代のキャンプでは工藤氏が“起床係”を担当
週刊ポスト
金正恩(中央)と娘の金ジュエ(右)。2025年6月29日に撮影され、2025年6月30日に北朝鮮の国営通信社(KCNA)が公開した写真より(AFP=時事)
《“爆速成長”と注目》金正恩総書記の13歳娘が身長165cmに!北朝鮮で高身長であることはどんな意味を持つのか 
殺害された二コーリさん(Facebookより)
《湖の底から15歳少女の遺体発見》両腕両脚が切断、背中には麻薬・武装組織の頭文字“PCC”が刻まれ…身柄を確保された“意外な犯人”【ブラジル・サンパウロ州】
NEWSポストセブン
昨年12月23日、福島県喜多方市の山間部にある民家にクマが出現した(写真はイメージです)
【頻発するクマ被害】オバ記者が出会った2人の“クマ関係者”、バツイチ猟師が明かした害獣駆除の難しさ「キツイのは世間体だよね」
女性セブン
山本由伸の自宅で強盗未遂事件があったと報じられた(左は共同、右はbackgrid/アフロ)
「31億円豪邸の窓ガラスが破壊され…」山本由伸の自宅で強盗未遂事件、昨年11月には付近で「彼女とツーショット報道」も
NEWSポストセブン
佳子さまも被害にあった「ディープフェイク」問題(時事通信フォト)
《佳子さまも標的にされる“ディープフェイク動画”》各国では対策が強化されるなか、日本国内では直接取り締まる法律がない現状 宮内庁に問う「どう対応するのか」
週刊ポスト
『あんぱん』の「朝田三姉妹」を起用するCMが激増
今田美桜、河合優実、原菜乃華『あんぱん』朝田三姉妹が席巻中 CM界の優等生として活躍する朝ドラヒロインたち
女性セブン
別府港が津波に見舞われる中、尾畠さんは待機中だ
「要請あれば、すぐ行く」別府湾で清掃活動を続ける“スーパーボランティア”尾畠春夫さん(85)に直撃 《日本列島に津波警報が発令》
NEWSポストセブン
モンゴルを公式訪問された天皇皇后両陛下(2025年7月16日、撮影/横田紋子)
《モンゴルご訪問で魅了》皇后雅子さま、「民族衣装風のジャケット」や「”桜色”のセットアップ」など装いに見る“細やかなお気遣い”
大谷家の別荘が問題に直面している(写真/AFLO)
大谷翔平も購入したハワイ豪華リゾートビジネスが問題に直面 14区画中8区画が売れ残り、建設予定地はまるで荒野のような状態 トランプ大統領の影響も
女性セブン
休場が続く横綱・豊昇龍
「3場所で金星8個配給…」それでも横綱・豊昇龍に相撲協会が引退勧告できない複雑な事情 やくみつる氏は「“大豊時代”は、ちょっとイメージしづらい」
週刊ポスト