子猫のミルクボランティアの様子。1~2時間おきに授乳をするので大変だが、命をつなぐ重要な仕事だ。生後2か月でワクチンを打てるようになるまで続ける(写真提供/おーあみ避難所)

子猫のミルクボランティアの様子。1~2時間おきに授乳をするので大変だが、命をつなぐ重要な仕事だ。生後2か月でワクチンを打てるようになるまで続ける(写真提供/おーあみ避難所)

つらさを乗り越える心の強さも必要

「作業中に猫が肩に乗ってきたりして(笑い)。猫が好きなので楽しいですね。シェルターに来たばかりの子や体調の悪かった子が、私たちのお世話で懐いてきたり、元気に回復してくれたりするのは本当にうれしいです。何より、譲渡会で新しい飼い主さんが見つかるのはこの上ない喜び。里親になった人から、幸せそうな写真が送られてくると“やってきてよかった”と心から思いますね」

 清須さんはこう、ボランティアの楽しさを笑顔で語ってくれた。しかし、楽しいことばかりではない。がんばって世話をしても命を落とす子もいる。

「優しいだけでは心が折れてしまうこともあります。つらく悲しい経験を乗り越えて前を向ける強さも、動物保護ボランティアには必要かもしれません」(大網さん・以下同)

 ボランティアはどこの施設も人手不足だという。どうしたらなれるのだろうか。

「近くの保護団体にできることはないか聞いてみてください。ホームページで募集している団体もあります」

 里親にせよボランティアにせよ、最初の一歩を踏み出すのは難しいかもしれない。しかし、あなたが動くことで救われる命がある、ということを覚えておいてほしい。

取材・文・撮影/北武司

※女性セブン2023年2月23日号

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