Aさんと平林さんの石川容疑者に関するLINEのやり取り
「私はもともと平林さんの友人女性と知り合いで、その女性に紹介されて去年春頃に平林さんとも知り合いました。すでにその時点で平林さんは石川容疑者と面識があり、会話の話題にも恋人のような形で出てきていました。出会ったきっかけは『マッチングアプリ』だったと聞きました。平林さんからは、歳が離れていることもあってか石川容疑者から常態的にお小遣いをもらっていることや、男女の関係も含めて親密だったことも聞かされていました。お小遣いの金額は1回会うたびに10万円程度だと言っていました」(Aさん)
Aさんの認識では平林さんは当時、定職についていなかったという。そのため、「普段の生活や身の回りに関することも含めて石川容疑者に支えられていた」のだという。
「2人は連日のように一緒にいました。石川容疑者には自宅もあったようですが、なぜか2人は新宿の決まったホテルの部屋を定宿にしていて、そこでかなりの時間を一緒に過ごしていました。なぜ私がそんなことを知っているかというと、私はそのホテルの近所にいることが多かったため、平林さんからよく『あれを買ってきてほしい』などと呼び出されていたんです。少し面倒でしたが、近所のよしみで。その過程で石川容疑者とも顔見知りになりました」(Aさん)
Aさんがそのような“小間使い”の役割を引き受けていたのは、新宿のホテルに住む生活になっていた平林さんの身を案じていたからだという。
「平林さんは石川容疑者のことを『自分の生活の面倒を見てくれる優しい年上のおじさん』という感覚で交際していました。しかし、石川容疑者のほうは平林さんの将来も含めて面倒を見なければいけないという責任感にも似た気持ちを抱いていたようでした。私は段々と双方に気持ちのズレがあることを感じていました。30歳も歳の差があることも気になっていましたから、定期的に平林さんの様子を見守ろうと思って、頼まれたモノの差し入れをしていました」