国際情報

甚大な被害を生んだトルコ大地震、悲劇に差した一筋の光、必死の救出劇


トルコ東部のエルジシュで、倒壊した建物から救出され、救助隊員に抱えられながら病院へと運ばれる生後2か月の赤ちゃん(時事通信フォト)

トルコ東部のエルジシュで、倒壊した建物から救出され、救助隊員に抱えられながら病院へと運ばれる生後2か月の赤ちゃん(時事通信フォト)

 2月6日、シリア国境近くのトルコ南部でM7.8の地震が発生した。大地震から1週間でトルコ・シリアの両国で合わせて死者4万人以上、被災者は2600万人以上と推計されており甚大な被害が出ている。発生から1週間が経過した中でも、がれきの下から奇跡的に救出される人もおり、懸命の救助活動は今でも続けられている。

 トルコ南部とシリア北部にまたがる広い地域で数千棟のさまざまな建物が倒壊し、上空写真からもその被害の大きさがうかがえる。日本からも救助チームが派遣され12日時点で総勢74名が救助活動にあたっている。

 発生から36時間もの間、シリア北部の村でがれきの下敷きになりつつも懸命に妹を守り続けた姉の姿に世界中から称賛の声が。発見されたとき、救助隊員に「なんでもしますから、ここから出してください」と小声で訴えていた。

写真/アフロ、時事通信社

※女性セブン2023年3月2・9日号

地震発生から3日後に、トルコ南部のパタイでがれきに埋もれているところを発見された。首以外の部分が全て埋まっており、がれきをかき分け救助された(写真/AFP時事)

地震発生から3日後に、トルコ南部のパタイでがれきに埋もれているところを発見された。首以外の部分が全て埋まっており、がれきをかき分け救助された(写真/AFP時事)

地震発生から3日後に、トルコ南部のパタイでがれきに埋もれているところを発見された。首以外の部分が全て埋まっており、がれきをかき分け救助された(写真/アフロ)

地震発生から3日後に、トルコ南部のパタイでがれきに埋もれているところを発見された。首以外の部分が全て埋まっており、がれきをかき分け救助された(写真/アフロ)

関連キーワード

関連記事

トピックス

優勝パレードには真美子さんも参加(時事通信フォト/共同通信社)
《頬を寄せ合い密着ツーショット》大谷翔平と真美子さんの“公開イチャイチャ”に「癒やされるわ~」ときめくファン、スキンシップで「意味がわからない」と驚かせた過去も
NEWSポストセブン
デート動画が話題になったドジャース・山本由伸とモデルの丹波仁希(TikTokより)
《熱愛説のモデル・Nikiは「日本に全然帰ってこない…」》山本由伸が購入していた“31億円の広すぎる豪邸”、「私はニッキー!」インスタでは「海外での水着姿」を度々披露
NEWSポストセブン
生きた状態の男性にガソリンをかけて火をつけ殺害したアンソニー・ボイド(写真/支援者提供)
《生きている男性に火をつけ殺害》“人道的な”窒素吸入マスクで死刑執行も「激しく喘ぐような呼吸が15分続き…」、アメリカでは「現代のリンチ」と批判の声【米アラバマ州】
NEWSポストセブン
“アンチ”岩田さんが語る「大谷選手の最大の魅力」とは(Xより)
《“大谷翔平アンチ”が振り返る今シーズン》「日本人投手には贔屓しろよ!と…」“HR数×1kmマラソン”岩田ゆうたさん、合計2113km走覇で決断した「とんでもない新ルール」
NEWSポストセブン
安福久美子容疑者(69)の学生時代
《被害者夫と容疑者の同級生を取材》「色恋なんてする雰囲気じゃ…」“名古屋・26年前の主婦殺人事件”の既婚者子持ち・安福久美子容疑者の不可解な動機とは
NEWSポストセブン
ソウル五輪・シンクロナイズドスイミング(現アーティスティックスイミング=AS)銅メダリストの小谷実可子
《顔出し解禁の愛娘は人気ドラマ出演女優》59歳の小谷実可子が見せた白水着の筋肉美、「生涯現役」の元メダリストが描く親子の夢
NEWSポストセブン
ドラマ『金田一少年の事件簿』などで活躍した古尾谷雅人さん(享年45)
「なんでアイドルと共演しなきゃいけないんだ」『金田一少年の事件簿』で存在感の俳優・古尾谷雅人さん、役者の長男が明かした亡き父の素顔「酔うと荒れるように…」
NEWSポストセブン
マイキー・マディソン(26)(時事通信フォト)
「スタイリストはクビにならないの?」米女優マイキー・マディソン(26)の“ほぼ裸ドレス”が物議…背景に“ボディ・ポジティブ”な考え方
NEWSポストセブン
各地でクマの被害が相次いでいる
《かつてのクマとはまったく違う…》「アーバン熊」は肉食に進化した“新世代の熊”、「狩りが苦手で主食は木の実や樹木」な熊を変えた「熊撃ち禁止令」とは
NEWSポストセブン
アルジェリア人のダビア・ベンキレッド被告(TikTokより)
「少女の顔を無理やり股に引き寄せて…」「遺体は旅行用トランクで運び出した」12歳少女を殺害したアルジェリア人女性(27)が終身刑、3年間の事件に涙の決着【仏・女性犯罪者で初の判決】
NEWSポストセブン
ガールズメッセ2025」に出席された佳子さま(時事通信フォト)
佳子さまの「清楚すぎる水玉ワンピース」から見える“紀子さまとの絆”  ロングワンピースもVネックの半袖タイプもドット柄で「よく似合う」の声続々
週刊ポスト
永野芽郁の近影が目撃された(2025年10月)
《プラダのデニムパンツでお揃いコーデ》「男性のほうがウマが合う」永野芽郁が和風パスタ店でじゃれあった“イケメン元マネージャー”と深い信頼関係を築いたワケ
NEWSポストセブン